ネットから拾って来た面白ネタをご紹介する『またここねっと♪』です!

RSS
【画像有り】家でネトゲのスロットやったら簡単に3DSLL手に入れたったwwwww
  • 1:名無しさん:2013/03/30(土) 17:38:37 ID:

    ネットゲームにハマってたら3DSLLが手に入ったったwwwww
    他にもいろいろあるし絶対病みつきになること間違いないなwwww
    ←続きを見る!
  • 心霊ちょっといい話から泣ける話

    1:本当にあった怖い名無し:2010/05/11(火) 16:17:39 ID:2fOifYQZ0

    心霊体験や不思議な体験でも、ちょっとホロリとくるような、そんな話ありませんか?
    趣旨違いでなければネタでもOK。
    細かい事は気にせずマターリ進行。



    9:本当にあった怖い名無し:2010/05/18(火) 18:02:25 ID:a5Yt0Uu20

    昨日のTVであった大きなぬいぐるみが子供を助けた話は見たか?
    地震か何かだったのか俺もよく見てなかったんで説明できんのだが
    いつもは部屋に置いてるだけの大きなクマのぬいぐるみをその日に限ってベットで抱いて寝た
    するとタンスか何かが倒れてきたらしいのだがクマが下敷きになり
    いつもはそのスペースにいるはずの女の子は壁側にいて助かったとか…

    一人で寝ようと思ったらそのぬいぐるみのクマが『今日は私を抱いて寝て頂戴!』と言ったとか
    両親が驚いて聞きただすと
    女の子は
    『うん!お婆ちゃんの声だった』って
    そのクマをプレゼントしたのはちょっと前に亡くなった祖母で
    その時に話したクマの声が祖母の声だったんだと
    思わず涙が出ちまったよ… ( ̄▽ ̄゜)

    13:本当にあった怖い名無し:2010/05/20(木) 09:14:30 ID:+wIf+xn60

    >>9
    【身代わり地蔵】とか持ち主の災厄を引き受ける【身代わり人形】ってあるけど
    そのクマも婆ちゃんの孫への愛情で身代わり人形になってたのかもしれんな

    14:本当にあった怖い名無し:2010/05/29(土) 19:32:27 ID:cJR2MrdV0

    >>13
    こんな感じを想像した。

    パターン1
    「また会ったね。きみとはあの時以来か。あれからどうなったか気になってたけど立派になった。嬉しいよ」

    パターン2
    「きみとは初めまして……かな? 初めてのはずなのになんだか懐かしい。きみを見てからとても嬉しいのはなぜ?」


    おそまつさまでした。

    15:本当にあった怖い名無し:2010/05/31(月) 12:06:58 ID:e6bdIaDK0

    >>14
    パターン3
    「やあ、久しぶりだね。今日からはまた一緒だ。今度は君の話を聞かせてくれよ。」


    10:本当にあった怖い名無し:2010/05/18(火) 18:15:11 ID:mhG8Ng/I0

    見た。
    阪神大震災のときの話だった。
    前にここか人形板で見た、同じく阪神大震災を教えてくれた腹話術人形の話を思い出した。


    11:本当にあった怖い名無し:2010/05/18(火) 20:58:14 ID:6BMA3JtT0

    これか

    490 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/07/10(日) 23:15:23 ID:TA8A1pS50
    なんか思い出した、子供のころの妙な友達。
    自分、両親共働きで鍵っ子。
    とは言っても託児所みたいな所で遊んで帰って、家で一人でいるのは一時間も無い。
    んで、その一時間がその「ともだち」との交流の時間。
    うちに何故だか有った、腹話術用の人形なんだが、そいつは何故か妙にお洒落で、子供心に美形な15歳ぐらいの顔の人形だった。
    どうやら両親が古道具屋で惚れて買ってきたらしいんだが…そいつはすごいお喋りだった。
    いっつも和室のタンスの上に置いてあったんだが、さすがに自立は出来ないらしく、俺が来るとクイっと足を組んで、組んだ上に両手を置く。
    超気取り屋。超キザっぽかった。で、いろんな話をしてくれた。と、言ってもいつも彼の体験談。演じた劇のお話とかそんなん。
    (おかげさんで俺は、ろくに本を読まないのに童話とかには超詳しかった。)
    で、ある日。何時もどおりに「ともだち」と他愛の無い話をしてたんだ。そしたら、妙な事を言い始める。
    「さて。そろそろ僕たちもお別れだ。○○(俺)にはやらなきゃいけないことがある。遠足の準備をしな。
    ありったけのお菓子をリュックに詰めて、お布団の近くに置くんだ。大事なものもリュックに入れて、いつでも遊びにいけるようにね。
    着替えも近くに置いとくといいね。僕?僕も行くよ?でも○○とは違う。うん、ここより面白そうな所だ。うん。きみより面白いよ。」
    とまあこんな意味合いと調子で。
    で、俺は当時、非常にアレな子供だったから、遠足の言葉に喜んで、リュックにお菓子詰め込みまくったさ。
    おかんとかはまた俺の奇行かとおもって、流してくれたが。
    で、その日寝てると、急に両親にリュックと一緒に連れ出された。俺は寝ぼけてわからなかったけど、地震らしい。
    いわゆる、阪神大震災。家、盛大に半壊。「ともだち」は、行方不明。服の生地すら見つからんかった。
    そんなかつての友を思う不可解な話。

    12:本当にあった怖い名無し:2010/05/19(水) 08:23:10 ID:TgAcnSg+0

    >>11
    優しさ乙。

    もう一回読めて嬉しかったっス。


    27:本当にあった怖い名無し:2010/06/13(日) 14:47:37 ID:fhsOFxRx0

    いい話かどうかはわかんないけど、ひとつ。

    小学校低学年くらいの時、凄い霊感が強かったみたいで
    道を歩くだけでも色んなものが見えてた。
    でも小さかったから、それは自分以外の人にも当たり前に見えてるもの、
    見えてるけど皆話さないんだなーって不思議に思ってたんだ。
    で、家が割と田舎だから、すぐ近所に小川があったりとかして、
    その頃の暮らしぶりって言ったら野生児そのもの。
    毎日のように小川まで遊びに行ってある人と会ってた。
    まあそれが幽霊だったんだけどwww

    格好は武士?みたいな感じで、袴穿いてて。
    最初は話しかけられたことに少なからず驚いてたけど、
    二、三日経ってからはもう気にしてなかったらしい。
    私が小学校の話して、相手は頷くだけ、みたいな。
    絶対に言葉は発しなかった。

    ある日親にその話をしたら凄い怖い顔で
    もうその場所に行くのは止めろって言われた。
    なんかおかしいな、って思って友達にも話してみたんだけど、
    逆に私が気持ち悪がられる始末。
    それでやっと「ああ、皆には見えてないんだ」って思うのと同時に
    「じゃああの人誰?幽霊?」ってなって、今まで幽霊と話してたんだ、
    っていう実感が急に湧いて来てさ。
    その人に会うどころか、小川に行くこと自体が怖くなった。
    で、そのままずっと会わないまま。
    その人に一日あったことを報告するのが日課になってたから、
    最初のうちは少し寂しかった。


    32:本当にあった怖い名無し:2010/06/13(日) 17:15:03 ID:d9lcmPa/0

    >>27
    良い話ありが㌧。男かと思ってたけど、女性でしたかw

    その幽霊さん、どこいっちゃったんだろうね。
    きっと毎日あなたが来るの、楽しみになってきてたんだろうな。
    でもずっとずっと大きくなるまで見守ってくれていたんだね。

    結婚オメ!これからもずっと!幸せが続く呪いをかけておくよ。

    33:本当にあった怖い名無し:2010/06/14(月) 03:03:45 ID:HPBTpKAk0

    >>27
    ご結婚おめでとう!
    末永くお幸せに!
    良いお話をありがとうございました!

    35:本当にあった怖い名無し:2010/06/14(月) 08:44:20 ID:oZUj2e+m0

    優しい武士に優しい神様。
    良い話をありがとう。

    >>27
    おめでとう!

    36:本当にあった怖い名無し:2010/06/14(月) 14:53:35 ID:UKrBEDtq0

    >>27
    おめでとう!
    そして良い話をありがとう
    あっちの世界とこっちの世界は時間の流れが一緒じゃないから
    旦那さんと幽霊はもしかしたら近い魂の人かもね
    もともと縁があったんだよ、きっと
    お幸せに


    28:本当にあった怖い名無し:2010/06/13(日) 14:48:42 ID:fhsOFxRx0

    一年二年と時間がたって、普通に中学行って。
    婆ちゃんと夕方くらいに散歩してたら、五年ぶりくらいに小川に行こうって流れになった。
    その時は幽霊の事なんて忘れてたし、軽いノリで行ったんだけど。

    近付いた時にあの人が見えたんだ。

    いつも話してた辺りに立って、きょろきょろ周りを見回して、
    何かを探してるみたいだった。
    「もしかして探されてる?」って思った瞬間目が合って、
    前と変わらない表情で微笑まれた時、なんだか申し訳なくなって
    その場から走り去った。ごめん婆ちゃん。

    そりゃ一年も二年も毎日来てた人が突然来なくなったら驚くよなあ。
    でもやっぱりちょっと怖かったから、今まで以上に川に行くことを避けた。
    それでまた何年か経って、高校生になって大学受験して合格して、
    成人式に出席して、友達と家で酒飲んで馬鹿騒ぎした。
    で、トイレに行こうと思って縁側通った時に変な声が聞こえたんだ。

    「大きくなったなぁ、時間の流れは早いなぁ」って。
    びっくりして見まわしてみるけどもちろん誰もいない。
    でもなんか呼ばれたような気がして、取りあえず走った。
    目的地とかは全然考えないまま、それこそ本能のままって感じで。
    無我夢中で走り続けて、汗だくで、ちょっと意識もうろうとしてきたときに
    我に返ると、そこはあの小川。
    まさか、って思っていつも話をしていた場所に行ってみると、やっぱりいた。



    29:本当にあった怖い名無し:2010/06/13(日) 14:50:09 ID:fhsOFxRx0

    なんでか分かんないけど、あんなに怖かったはずなのに全然怖くなくて、
    むしろ懐かしさとかのほうが多かった気がする。
    自分はちゃんと成長したのに、幽霊は昔のまま全く変わってなかった、
    ってのも少しはあるんだろう。
    なんか言わなきゃ、それより先に謝った方がいいのか!?
    なんてことを考えていると、向こうから近寄ってきて

    「待っている間、色々なことがあったのだぞ」
    って言われた。なんかもう申し訳ないやら感動したやら、
    色んな気持ちがぐちゃぐちゃになってさ、その場にしゃがみ込んで号泣。
    多分顔面は人間のものじゃなかったと思うwwww
    汚くてサーセンwwww



    話しは飛んで、今現在になるんだけど。
    実は来年結婚します。
    都会に出て知り合った人で、割と長い間付き合ってました。
    うちの親に挨拶しに来た時、報告の意味を兼ねて小川に寄りましたが
    例の幽霊はもう居ませんでした。
    結婚相手、私の旦那となる人ですが、その幽霊に凄く似ています。
    穏やかで、どことなく古風な優しい人です。

    長文乱文すいませんでした!


    30:本当にあった怖い名無し:2010/06/13(日) 17:06:08 ID:X1vV4JSpO

    >>29
    スレにぴったりのいい話だったよ
    旦那さんと似てるんだ!?
    すごいなぁ
    幽霊も優しそうな人みたいだったしご利益(?)もありそうで幸せになれそう。

    結婚おめでとう!


    34:本当にあった怖い名無し:2010/06/14(月) 04:21:57 ID:dOQ2BXjE0

    以前、福島舘岩の温泉に行った時、山王峠の遠回りを避けて、
    昔通った覚えのある田代山林道を抜けて行こうと思い立った。
    湯西川から登って、馬返林道との分岐に差し掛かるとそこからいける。

    これから十数キロのジャリなので、ちょっと休憩していくべかと
    クルマを停めたら、右手にこじんまりした社があった。昔親父と
    旅行で通ったときに手を合わせた覚えのある山神さん(?だった。
    うーわ懐かしいなぁと寄って、お賽銭乗っけて、のんのんしてから、
    さーていくべかとクルマに戻ったら、来た方角からジャリトラの音が
    近づいてきた。

    工事車両かなーと思ってやりすごそうとしてたら、ジャリトラが何やら
    オレのクルマに横づけしてきた。運チャンが窓から首突き出して、
    行き先聞いてきたので湯の花だと答えると、笑いながら、
    「この先道がまるごと崩落してるぞーやめとけw」とのこと。

    半信半疑だったけどそれに従って安ヶ森を越えて福島に行き、
    湯の花側から試しに登ってみたら「道路崩落のため通行止め」だった。
    何のことはないオレの事前チェックが甘かったんだが、なんでか
    あの社に感謝したくなって後日また訪れて拝んだ。
    由来も一切知らないけどね。

    最近近くを通る所用があって、ふと思い出したので書いてみた。
    以前に他板でちょろっと書いた覚えもあるけど、ここではないので。
    林道開通してるのかなぁ。


    40:本当にあった怖い名無し:2010/06/22(火) 01:38:19 ID:e4JOauZM0

    「待っている間のいろいろ」って何だったんだろうな…

    41:本当にあった怖い名無し:2010/06/23(水) 10:47:16 ID:wWvtCjjf0

    >>40
    それは私も気になった。
    だけど、さすがに「武士だから」、細かいことは言わなかったんじゃないのかなあ。
    本当は小さくて純真な友達がまた来てくれるのを心から待っていて、
    来なくなって切なかった、なんて泣きごとは絶対言わないだろうし。

    44:本当にあった怖い名無し:2010/06/23(水) 22:40:53 ID:EuHNZJ3d0

    >>41の言うとおり、自分の事は全く話さない人だったよ。
    打ち解けてからは自分の仕えてた城の話とかしてくれて、
    子供心に「この人は凄い人なんだ!」って尊敬したのは覚えてる。
    「私としゅくげんあげてね!」って言ったのも覚えてる。
    どんな子供だよ…。


    ちょっと思ったんだけど、私の話だけで大分スレ消費してるなあ…。
    大丈夫なんだろうか。
    それじゃあ中途半端だけど、ROMに戻ります。

    44:本当にあった怖い名無し:2010/06/23(水) 22:40:53 ID:EuHNZJ3d0

    >>40
    私にもよくわかんないけど、実際どうなんだろう。
    でも幽霊は小学生の頃の私の友達の名前をまだ覚えてた。
    毎日毎日話してたから当然と言えば当然か。
    あと>>41の言うとおり、自分の事は全く話さない人だったよ。
    打ち解けてからは自分の仕えてた城の話とかしてくれて、
    子供心に「この人は凄い人なんだ!」って尊敬したのは覚えてる。
    「私としゅくげんあげてね!」って言ったのも覚えてる。
    どんな子供だよ…。


    ちょっと思ったんだけど、私の話だけで大分スレ消費してるなあ…。
    大丈夫なんだろうか。
    それじゃあ中途半端だけど、ROMに戻ります。


    91:おデブ:2010/07/05(月) 13:11:28 ID:2lzh7SwmO

    頭が悪くて気が弱い
    運動もできない。鼓膜が傾いていたらしく(今は完治)
    人の声が聞こえない時があり
    それが人を無視する奴と
    誤解されていた。決定的なのは、母親に逆さまに習字の筆
    のように逆さまに髪の毛を
    お風呂につけられてから、風呂嫌いで、マジ不潔な奴だった
    ということで、かなりのいじめられっ子(ま、仕方ないな笑)
    な小学生だった。ま 今みたいな陰湿ないじめじゃなく
    結構能天気だったからか
    自殺は考えた事なかったけど。
    そんなある夜、夢を見た。


    92:おデブ:2010/07/05(月) 13:16:52 ID:2lzh7SwmO

    なんか池みたいなところで、
    黒い魚(鯉?)を無心につかんでいた俺
    すると、奈良のお土産屋で
    売っているような仏様のお面
    のような顔の人が「こら~!」と それこそ、雷が落ちたような大声で
    俺に向かって叫んだ
    もう心臓がドキドキ
    目が覚めて、夢だとわかり
    ほっとしたけど、その日から
    なんか変な現象に悩まされるようになった



    93:おデブ:2010/07/05(月) 13:25:54 ID:2lzh7SwmO

    うちは 当時古い平屋建ての家
    それなのに、毎晩のように
    階段でカツカツと、人が歩いている音がしてくる
    しばらくして、その音がなくなったと思ったら、次は晴れた日になぜか ぽつりぽつりと
    雨がたらいにでもおちた時の
    ような音がしてきた
    夜寝る時なので、寝て朝になると音は聞こえなくなっては
    いたから 精神的にまいるまで追い込まれる事もなかったんだけど。
    そこで、お馬鹿な俺はなぜか
    夜トイレに行くのがたまらなく怖かったせいか、お経代わりに九九(お馬鹿だから小3くらいで完全に言えてなかったかな笑)をつぶやきだした
    飛躍的に 九九が上達した
    とりあえず、算数は人並みに
    できるようになり 勉強面では
    あからさまにいじめられなくなった(と思う笑)


    94:おデブ:2010/07/05(月) 13:37:40 ID:2lzh7SwmO

    それでも、相性最悪な奴からのロックオンは
    なかなか 外してもらえず
    とうとうたまらなくなって
    母親にその思いを泣きながら
    訴えた
    母親はただ「悪い子おるんやね~」の一言で
    終わった、でもそのあとくらいから いつも
    母親が戦争で失った優しい母親のお兄さんの
    話をしてくれるようになった
    夏休みになり、母親の実家に里帰りした
    母親の実家にいつも話をしてくれたお兄さんの写真があった
    軍服姿だった。優しそうに笑っておられた
    それから、以前から悩まされた雨音がぴたりと聞こえなくなった
    夜ぐっすりねれるようになった。親父の仕事が安定して
    新しいお風呂になった(それまでは、薪で焚く離れにお風呂があった)
    家の中にお風呂ができ
    ガス焚きなので毎日お風呂に入るようになり
    不潔でいじめられなくなった(笑)



    95:おデブ:2010/07/05(月) 13:46:49 ID:2lzh7SwmO

    いじめられる原因がへり
    俺をいじめる奴も数えられるくらいに減った
    親父の仕事を夏休みに手伝い
    腕力がつき、少し自信がついた。ある日
    ガキ大将の金魚のふんに
    いきなり からまれた
    多分 いじめられる回数が減った俺に
    危機感を持ったのだろう
    俺はなぜか その時反撃してしまい そいつの前歯を折り
    泣かしてしまった
    当然 ガキ大将一派に囲まれ
    ぼこぼこにされ ましになっていたいじめが
    またひどくなってしまった
    その夜からまた雨音と階段の音を、交互に
    聞くようになった
    心が病んだのか、ストレスが
    極限までたまったのか
    俺は下駄箱にあるいじめっ子の上履きを
    便所に捨てるようになった


    96:おデブ:2010/07/05(月) 13:51:59 ID:2lzh7SwmO

    全部で五回くらい捨てた
    そのたびに、学級会議が開かれ
    犯人は誰ですか?と担任が
    言っていたのを、震えながら聞いていた
    ある日、自分が犯人だと
    ばれるのがいやで 自分の上履きを便所に捨てた
    クラスの疑いの目が 自分から
    それたのが、わかった
    その夜 またあの池が出てきた。直感で
    魚は取らないでおこうと思った。なぜか そこには
    笑っている母親のお兄さんが
    軍服で立っていた
    そこで目が覚めた


    97:おデブ:2010/07/05(月) 13:58:22 ID:2lzh7SwmO

    次の朝 鬼のような形相で
    俺の姉に、ほっぺたを
    ひっぱたかれた。姉「あんたやろ!便所に他人様の上履き捨てたんわ!」
    ばれてたんだ
    先生にも、母親にも。
    母親は泣いていたようだったが、なんにも言わなかった
    朝恐る恐る学校に行った
    教師に放課後 他の生徒にわからないように
    呼び出された
    教師「なんで上履き捨てたん?」普段俺には、きつい女担任がなぜか優しく諭すように言ってきた。
    俺は黙ったまんまだった
    教師は「つらかったんやなぁあんたも」とだけ言った


    98:おデブ:2010/07/05(月) 14:10:04 ID:2lzh7SwmO

    なぜか いじめっ子のだれからも クラスの誰からも一切
    上履きの件で、俺にものを言ってくる奴はいなかった
    なぜか 俺へのいじめも
    直接的な暴力は、目に見えるように減っていった
    一年経過して、母親に夢の話をした
    俺「あのな、お母ちゃんのお兄さんが俺の夢に軍服で、でてきてん」
    母親「ほ~あんた生まれる前に亡くなってんのになぁ」
    話はそれで終わった。
    それからは、まったく夜に、
    階段の音も雨音も 聞かなくなった
    池が出てくる事もない
    母親のお兄さんも 夢に出てくる事もない
    霊現象じゃなく、ただたんに
    ストレスからくる幻だったかもしれない。
    でも もしまた俺が人道をはずすような事をしたら、
    また夢に彼らは出てくるんかな?と
    おっさんになった今でも
    思う今日この頃です
    長文駄文すみませんでした。


    105:本当にあった怖い名無し:2010/07/09(金) 17:54:11 ID:6nLjh4ZY0

    ちょっとスレチかな?

    829 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/08(木) 00:44:37 ID:PUHqF/Cs0 [1/2]
    空気を読まずに投下する。

    友人は人形が苦手だ。
    ところが彼女の家にはフランス人形があって、友人はそれを随分嫌がっていた。
    小さい頃に親が買ってくれたものなので、どうも捨てにくくて放置しているそうだ。
    だが、別に不気味な人形じゃない。ごく普通に可愛らしいお人形さんだ。
    だから、持ち主に嫌われちゃって可哀相な人形なのかもしれんねー、
    と友人自身も言っていた。それでも苦手なもんな苦手らしいけど。

    ある日、久々に帰省してきた友人の家に遊びに行ったら、その人形が置いてあった。
    でももう古いせいで、人形は髪がぼさぼさになり、片目が壊れ、ドレスにもほこりがついていた。
    なんか可哀想だな…と思っていたら、友人が、
    「あー、やっぱりあれ気になる?直さないかんのかなあ、あれ…」
    友人は手先が器用で、アクセサリーなんかも自分で作っちゃうような人だ。
    なので何か壊れている物があると、無条件で改造&修理魂がうずくらしい。
    でも相手が人形なのでどうも気が乗らないらしかった。

    しかし、それを人形は聞いていたらしい。
    人形、次の日から張り切った。
    なんと、人形嫌いの友人の夢枕に日参し、友人をじ──っと見つめ始めたのだ。
    しかも雰囲気が徐々に重ーく暗ーくなっていく。表情も恨めしげになっていく。

    しかし友人も負けちゃいない。
    「あーそのうちなw」「気が向いたらなww」「向かないだろうけどなwww」
    とのらりくらりとかわし続け、休みが終わったのでタイムオーバー。
    結局友人は修理せずに大学へ帰って行った。

    (続く)


    106:本当にあった怖い名無し:2010/07/09(金) 17:56:02 ID:6nLjh4ZY0

    830 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/07/08(木) 00:48:06 ID:PUHqF/Cs0 [2/2]
    (続き)
     
    次の休み。帰省してきた友人は、ものの見事に人形のことは忘れていた。
    しかし、人形は覚えていたらしく、再び友人の夢枕に押し掛け第2ラウンド開始。
    だが思い出しても、一向に修理しようとしない友人。
    友人の家の人はほぼゼロ感で、友人だけが昔から色々見たりしてる。
    だから、人形にしてみたら訴える相手が友人しかいない。
    あまりに相手してもらえないので、ついに人形は強硬手段に出た。
    昼間、友人が気分悪くなって横になってた時に(これはただの貧血)、
    夢枕に押し掛け、金縛りにし、肩にぐぐっと乗っかったのだ!
    そして顔をどアップで見せつけた!!

    驚いて目を覚ました友人は、起き上がって
    「ッメエ…寺持ってって 燃 す ぞ コ ラ ァ !!!!」

    叫んだ、巻き舌で。
    自分は横でマンガ読んでたんだが、めっちゃびびった。
    しかし流石に可哀相だと思ったのか、友人は人形の修理を始めた。
    目は人形の構造上直せなかったらしいけど、髪もドレスも整えられ、
    他に壊れていたところも直し、顔も拭いてもらって、人形は一応きれいになった。
    そして最後に、

    「礼も詫びも要らん。要らんから二度と私の睡眠を邪魔するな、
    今度同じことやったら 燃 す か ら な !!!」

    と念押しして、人形の修理は終了した。だから人形は嫌いなんだ…とぶつぶつ呟いていた。
    彼女の性格なら次回は間違いなく燃すと思う。二度目は無い。

    後で、友人ではなく私の夢に泣きそうな顔の人形が出てきて、
    「怖かった…(> <)」
    と言ったのは、気のせいだったと思いたい


    107:1/2:2010/07/16(金) 21:26:52 ID:c3CvkKj+0

    停滞気味のようなので。
    スレチ・チラシの裏・長文の大3悪でごみん。

    最近、仕事が過密で疲労からなのかイラつく日々。
    車の運転も荒くなっていたと思う。
    毎朝7時出勤で、一昨日の晩は勉強会に出席した為、会場を出たのが22時頃。
    帰宅の道中、前方の信号が黄色に変わったので、通り抜けるためアクセルを踏んだ。
    そしたら、対向車の右折タクシーも同じ思いだった様で…。

    超絶急ハンドルと超絶急ブレーキで事なきを得た。
    本当に本当ーにギリッギリだった。

    普段から、布団の中で「神様仏様ご先祖様…今日も一日有難う御座いました」なんて頭ん中で
    お礼を言って寝るとかしてるもんで、そのときも心臓バクバクのまま全力で感謝した。
    でも、喉もと過ぎればじゃ無いけど、昨日もイラつき気味だったんだと思う。
    夕方、信号待ちで停車した。
    毎日通る団地の交差点。信号待ちの列がやけに長いし、前方の歩道が騒がしい様子。
    事故かな?なんて思っていると、前方から中学生男子が走ってきて窓をノックする。
    開けると『交通安全でお願いしまっす!』とか言ってチラシの入ったビニール袋をくれた。
    地元の中学生がPTAと警察で交通安全キャンペーンやってたみたい。


    108:2/2:2010/07/16(金) 21:28:17 ID:c3CvkKj+0

    帰宅して開いてみたら、チラシとは別に団地の母の会の手作りストラップが。
    多分ドーナツなんだろう。
    潰し気味に丸めた茶色の紙粘土の真ん中に穴が開いてて上面にビーズが散りばめられてるからな。
    感謝しつつも、あまりの手作り感にひとしきりワロタ。
    あともう1つ、紙で作った栞が入ってんの。無地の。
    ?と思って引っくり返したらガキ臭い字で

    「しんごうき守って安全運転」
    AAのココは俺にまかせて先に行け風がピースしとるイラスト付き

    泣いた。

    見えない方達へ。
    守ってくれたり注意喚起してくれたり、本当に感謝します。ありがとう。

    109:本当にあった怖い名無し:2010/07/16(金) 21:49:40 ID:Gk/clH020

    >>108

    ああ、なんか自分も似たようなこと思ってる>守り&注意喚起
    アイスバーン状態の夜の交差点で大スピンした時も、周りにほとんど車がなかったから
    雪山に突っ込んだだけで無傷だったし、右折待ちでお釜掘っちゃったときも双方怪我なし
    ヒヤッとしても間一髪難を逃れたり、一時停止や標識見てないときに限って近くにパトカーorz
    きっと後ろの方々に守られてるから大事故に至らずに済んでいるんだと感謝している。


    110:本当にあった怖い名無し:2010/07/17(土) 00:38:16 ID:47X4JDeR0

    自分的にはとても助けられた話を書いてみる。
    文章がド下手なんだけど許して

    小学生の頃の話。
    自分の住んでるところは田舎で地域同士の交流が盛んなところだった。
    町内会の子どもたちも結構仲が良くて、
    自分は町内会の一つ下の女の子とよく登下校をともにしてた。
    自分の家はその子の家より学校が遠かったんだけど、
    その子の家から軒下を通って畑の脇道を通って近道すれば自宅まではすぐだった。
    それで遠回りするのが嫌だった自分はいつもその軒下を通って登下校してた。

    冬になれば雪が積もる地域で軒には氷柱がたくさん出来るんだけど
    子どもだから、冬に軒下を通る危険をいまいち感じてなかったんだよね。
    だからその日も何気なく友人と別れてその軒下を通ろうとしたんだ。

    そしたら女性の声で「危ない」って感じの言葉が聞こえた

    思わず足を止めて後ろを振り返って、あたりを見渡したけど
    誰も人はいない。

    不思議に思いながら首をかしげて前を向いた瞬間
    すごい音とともに、氷柱が一斉に落ちた

    あの声がなければ自分は大怪我してたか運が悪ければ死んでたと思う。
    あの声の主が誰かはわからないけど、
    自分が事故にあったときなども大怪我しないで済むってことが結構あるので
    もしかしたらご先祖様などが守ってくれてるのかもしれないと思ってる



    116:本当にあった怖い名無し:2010/07/18(日) 19:22:46 ID:ykx4L4tg0


    605 :本当にあった怖い名無し:2010/07/18(日) 02:34:44 ID:61f7aYTo0
    数年前の話です。父が私の4歳(当時)の娘をつれて山菜取りに行きました。
    「子供が見つからない!」携帯にそう電話がかかってきたのが11時くらいでした。
    頭が真っ白になりかけて体もガクガクふるえたけど車を飛ばして現地に向かいました。
    現地についた時には他の山菜取りの方や地元の消防団(?)の人たちも捜索してくれていたけど、
    それでもなかなか見つからなくて最悪の事態ばかり頭をよぎって泣きながら捜索に加わりました。
    そろそろ日が落ちかけるという17時過ぎ発見の一報が・・・
    かなり疲れ切った様子だけど無事・・・との報告に父と一緒に号泣しました。
    沢に降りていく急な崖の途中に生えた木と岩に挟まっているところを見つけたそうです。
    発見した人の話では真上から覗き込んでも木と笹が邪魔をして何も見えなかったとのこと。
    しかし崖沿いに何歩か移動したところ、ほんの少し黄色い服が見えて発見につながったそうです。
    この蛍光色っぽい黄色いパーカー、その前年に亡くなった母方の祖母がひ孫のためにプレゼントしてくれたものでした。
    センスがないうえに大きめだったのでこの日までほとんど着ていなかったのにこの日に限って母がチョイスしたそうです。
    大好きだった祖母が守ってくれた・・・そう思ってまた泣いていると母が子供のころのエピソードを話してくれました。
    母が子供のころ近所の沼地で遊んでいた時、溺れてしまったそうです。
    一緒に遊んでいた叔父が母がいなくなったことに気づきあたりを探したところ沼に沈んでいる母を発見したそうです。
    幸い無事で今に至っているのですが、叔父が沼に沈んだ母を発見できたのも「黄色いカッパを着ていた」からだそうです。
    もし寒色系の暗い色の服を着ていたら、泥の舞いあがった透明度の低い沼の底から発見されることもなくきっと死んでただろうって。
    遊びに行くときにその黄色いカッパを着ていくように言ったのは祖母なんだって。

    おばあちゃんありがとう。
    おばあちゃんのおかげでお母さんも、私も、娘も元気で過ごせています。

    長文・駄文失礼しました。


    117:本当にあった怖い名無し:2010/07/19(月) 14:00:37 ID:6ozCI1wU0

    いい話だなぁ


    123:本当にあった怖い名無し:2010/07/26(月) 02:17:08 ID:GbeO2uDh0

    洒落怖にあったけどどっちかというとこっちだと思って

    ついさっきの話です。

     晩御飯を食べながら母親と、今度同じ集落の近所の家が建て替えをするって話をしていました。
    私が住む集落はN県の山奥の小さな集落なので、そういった事は伝わるのが早いです。
    その家は私が小学生のとき(もう10年以上前)まで、100歳を超える方が住んでいて、市長から表彰されたり
    集落の小学生が訪ねて話を聞いたりしていました。当然、私もたまにお邪魔してしておりました。
    現在では亡くなり、そこの倅が今度嫁をもらうため建て替える、というのが母の話でした。

    母「あんたあそこの家のじいちゃん覚えてる?」
    私「覚えてるけどあんまり好きじゃなかったな。何喋ってるかよくわからなかったし。年寄りなら
      村はずれの○○衛門(屋号)のじいちゃんの方が好きだったな、いつ亡くなったんだっけ?」
    母「はあ?誰のこといってんの。あそこの家は昔から誰も住んでないよ。」
    私「そんなことないだろ。俺小学生の頃よく行って話したり菓子貰ってたよ。」
      
     私の記憶では集落にはもう一人100歳を超えるお爺さんがいました。名前は覚えておりませんが
    屋号をとって「○○衛門のじいちゃん」と呼んでいました。その家は集落の一番端、別の集落へ続く
    道の脇にあり、学校帰りに寄ってはよく昔話なんかを聞いていました。おじいちゃんは私によくしてくれました。
    行くと笑顔で迎えてくれて、お菓子もくれるし、正直自分の家の祖父よりも好きでした。

    母「あそこの家はあんたが小学生の頃にはもう誰もいなかったわよ。」
    私「いやいたよ、100歳超えてて、顔しわくちゃだけどハッキリ喋るじいちゃんが。いっつも杖ついてて
      でっかい鯉飼ってたじゃん。」
    母「なんで知ってるの、確かにそういうおじいちゃんいたけどあんたが生まれる前にはもう亡くなってたわよ。」
    私「亡くなったのは知ってるけど俺が小学生の時はまだ絶対生きてたよ。」


    124:本当にあった怖い名無し:2010/07/26(月) 02:18:03 ID:GbeO2uDh0

    そこからは生きてた亡くなってたの堂々巡りで噛み合いません。そこへ父が帰ってきました。
    父に経緯を話すと、母と同じで私が生まれる前に既に亡くなっていた、との事でした

    父「俺あそこのじいさんの葬式出たから間違いない。結婚前だった。」

     父によれば、○○衛門の家はおじいさんを残して家族は皆病気や災害で亡くなり、
    一人で住んでいたとの事でした。鯉飼育が趣味で、子供にお菓子をあげたりする優しい人だったそうです。
    さすがに100歳近くなるにつれ元気とはいかなくなりましたが、歩けなくなったりということは無く、
    最期の時まで生きたそうです。

     言われてみれば、私は友人や親兄弟と一緒に訪ねた覚えもありません。
    いつからじいちゃんの家に行くようになったかは覚えておらず、いつから行かなくなったかも
    覚えていません。確か高校生位の時にその家の前を通り、廃墟になっているのを見て、
    漠然と亡くなったんだと感じたんだと思います。
     死んだ人と話したのか、ただの大きな勘違いなのかはわかりません。
    しかし私には確かに○○衛門のじいちゃんと話した記憶があります。集落に伝わる昔話や
    ちょっと怖い話、戦争の話、鯉の話、いろんな話を聞きました。声も笑い方も覚えています。
    それだけは確かです。

    以上で終わりです。


    126:本当にあった怖い名無し:2010/08/01(日) 23:43:44 ID:0xK4Whju0

    半分は父さんから聞いた話なんだけれども。

    俺の父さんはそれなりに車にこだわる人で、我が家の車はいつもピカピカにしてた。
    そのおかげか、それとも車がミニクーパー(旧型)でかわいかったからか、
    バンバン車酔いしてガンガンリバースする車嫌いの俺も、その車だけは大好きだったんだ。
    どのくらい好きだったかと言えば、道で同型車を見るたびに騒ぐくらい。
    で、そんなミニで出かけるのが大好きだったんだが、ある日父さんが事故った。

    でかい道路のT字路付近を走行中、運悪くこう↑来た車に横から突っ込まれた。
     
     (ミニ)
       ↑
       車    図にするとこんな感じ。ずれてたらすまない。

    相手も乗用車で、突っ込まれた運転席側はフレームがひしゃげて窓も割れたらしい。
    ドアは開かなかったから、助手席側から助け出してもらったらしい。
    父さんは腕と足を打撲したが、ミニの固いフレームのおかげだったのか、
    特に入院することもなかった。
    ただ、ミニは直しようもないくらいにひしゃげてしまったから
    新しい車に買い替えることになった。


    127:本当にあった怖い名無し:2010/08/01(日) 23:45:06 ID:0xK4Whju0

    後で聞いた話、ミニじゃなかったら死んでてもおかしくなかったそうだ。
    もっとも、ミニでも死んでたかもしれなかったそう。
    それくらいにひどい突っ込み方だったらしい。
    「ひょっとすると、ミニが守ってくれたのかも知れない」
    と、父さんは言っていた。

    さらに後日談もあって、今我が家にはアルファロメオがいるんだが、
    そのアルファのナンバーは、ミニのナンバーを並び変えたものらしい。
    「こいつは、ミニの生まれ変わりなのかもな」
    と嬉しそうにに父さんは言ってた。

    あと、関係あるかはわからないんだけれど、父さんがあるお寺だかに行った時、
    お坊さんだかに「車にとても好かれてますね」って言われたそうだ。
    もしアルファがあの時のミニの生まれ変わりだとしたら、今も幸せなんだろうか。

    長くなったうえに、あんまり心霊らしくなくてすまない。
    ただ、なんとなくあの時のミニに感動したものだからさ。


    132:本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 13:15:52 ID:JYQfj8en0

    >>127
    のお父さんが凄いって話だな・・・
    なんか物と会話できる(物に命を吹き込む)魔法使いの話思い出したわ


    130:本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 06:14:28 ID:TbjZcyf70

    俺にも車に助けられた経験あるよ、初めて買った中古のアルト。
    買ってから事故車でニコイチ(二台の事故車の前と後ろをくっつけた車)車だと、
    車に詳しい友達に教えてもらった。ATなのにしょっちゅうエンスト起こす困った車だったが
    結構大事に乗ってた。そんなある日、右折しようとしようと思ったらエンストしやがった
    幸い対向車はいなかったので良かったんだけど、俺の後ろの車がなんと俺の右側(俺が曲がる方)から
    俺のアルトを抜いていきやがった。俺のアルトが遅いんでイライラしてたんだろうけど非常識だ。
    もしエンストしてなかったら、確実に後ろの車とドカーンといってたと思う。
    俺はそんなアルトに深々と感謝して、次の日に即効で廃車にした。

    131:本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 13:13:16 ID:vrEgVUKZ0

    >>130
    俺の感動を返して頂きたい。


    164:本当にあった怖い名無し:2010/08/15(日) 05:00:27 ID:XR8JE9pu0

    保守あげがてら、自分の体験談を書いてみる。
    いい話かどうかは別として。

    4年前、叔父が亡くなった。
    板金工だったんだが、彼はとにかく海が好きな人で
    「職業上、雨が降ったら仕事にならない。晴れた日は海に行きたいからやっぱり仕事にならない」という
    ハメハメハ大王の再来のような人だった。

    死因は脳溢血。孫娘の初節句に、貝のお吸い物を作るとかで潮干狩りに行ったものの、
    貝を捕っている途中でプツンといってしまったらしい。
    潮干狩りも彼の好きな遊びだったけれど、まさか死ぬまで潮干狩りをするなんて誰も思っていなかった。
    あまりにも突然のことだったので、葬儀に参列し、納骨まで立ち会ったけれど、どうもピンとこない。
    多分、家族の方も同じだったと思う。

    叔父の死から2年くらい経ったある日、夢の中に叔父が出てきた。
    夢の中の叔父は、海の浅瀬にくるぶしまで浸かって立っていた。
    私に気がつくと、叔父は「よぉ、○○(私の名前)」と生前と変わらないゆる~い口調で私を呼ぶ。
    あんまりにも生前と変わらなかったからか、夢の中の私は彼が死んでいることなんか忘れて近づいていく。
    でも、近づくにつれ違和感を感じた。叔父の背が妙に低い。146センチの私よりも明らかに低い。
    妙に思った私は「叔父さん、なにやってんの?」と聞いた。すると叔父はひとこと、恥ずかしそうに答えた。
    「妖精やってるんだわ」
    ああ妖精ね。妖精だったら身長が低くても仕方ないわ。夢の中の私は何故か納得してしまった。
    そこで目が覚めた。
    まさか死んだ後も海で遊んでいるなんて思いもよらなかった。しかし目が覚めた私も納得した。
    叔父は海の妖精になったのだ。

    その話しを叔父の息子(私のいとこ)に話したら彼も納得した。
    多分、叔父は今でも妖精の姿で海にいるのだと思う。
    でもお盆くらいは家族の元に帰っておいでよ。


    165:本当にあった怖い名無し:2010/08/15(日) 07:20:01 ID:9mUeI5L70

    おじさん、良い人生を送ってるんだね
    羨ましいわ


    171:本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 14:12:45 ID:eVzwSiN50

    お墓参りも神社参拝も、お願い事ばかりするのは良くないらしい。
    今までずっとお願い事しかせず正しい行いもほとんど無かった自分、
    ロクデナシだわorz

    お盆、爺ちゃん婆ちゃんのお墓参りに行ったんだけど
    今年は親が不参加で孫二人・兄貴と二人だけで行った。
    久しぶりだし、孫だけで行くなんて初めてだし、おまけにすっげー広い霊園なので、
    地図をもらってきたけど何やら全然解らん地図;
    1の3とかの墓地の住所?も地形と違う感じで困惑しつつ車でうろうろ。
    で、やけくそで「おばーちゃーん、どこ行ったぁ~」って声をかけた途端
    自分超超ド近眼(0,1)なのに、
    遥か遠くのお墓の「○○家(ウチ)」の文字が目玉に飛び込んできた。
    (多分視力2,0くらい無いと見えない距離)
    どこ行ったぁ~って声掛けられて
    「ここだよ~」って返されたんだと思ってる。

    でも、出来ればそのまんま視力上げておいて欲しかったなあw

    172:本当にあった怖い名無し:2010/08/18(水) 15:46:52 ID:YbXNOTezO

    >>171
    おお、すごい
    身内、ご先祖って優しいよね
    ありがたいことですな。

    私も墓参りしなくては。
    お盆じゃなくてごめんね、ばぁちゃん。

    176:本当にあった怖い名無し:2010/08/19(木) 21:56:49 ID:YHJiZZ6Y0

    >>171
    超超ど近眼で0,1はあらへんやろ~
    それは普通の近眼やろ~

    177:171:2010/08/20(金) 01:55:08 ID:WJAQ/Kdd0

    >>176
    正確にはド近眼とド乱視が入ってる。
    0.1?というのは遥か昔の学生時代に測った値で、
    今現在の正確な視力はわかりません。
    でも、裸眼で新聞を読むには眼と新聞の距離10cmくらいまで近付けなきゃ読めないレベルの視力orz
    で、それでは普通に外も歩けないので普段はコンタクトないしはメガネをかけていますが
    最近はPCの影響でコンタクトでもメガネでも、矯正視力で0,5くらいまでしか見ええない。
    しかもお墓参りに行った時は仕事の都合で一睡もせず、
    それで疲労で更に視力も落ちてたんだけど
    細かい事情を書いたら長文にも程があるから、略して書いたw
    誤解があったらすみませんorz

    でもさ、広ーい霊園の中、~~家とか墓標はごく近くの物しか見えなかったのに、
    あの時は本当に、TVカメラがズームするような感じで
    いきなりバーン!!って○○家、の文字がアップ?で目に入ったんだw
    本当いきなり。
    しかも「おばーちゃーん」て声かけたすぐ後。
    その隣の他の家の墓の文字なんて、ええそりゃあ当然のように読めませんし見えません。
    絶対見えるわけない距離の文字がくっきり見えて、
    で、兄貴に「あったあった!お墓あそこ!」って教えて、車で近づくまでも、
    本当にすぐ近くにくるまで他のお墓の文字なんて読めません。
    なんて言うかね、
    お婆ちゃんが、「ここだよー。早くおいでおいで!」って呼んでくれたイメージ。
    いまだに不思議でしょうがない。

    で、あれからちゃっかりレーシック申し込みましたw
    来年はいいお目目になって会いに行くよ。


    173:本当にあった怖い名無し:2010/08/19(木) 13:18:20 ID:137064IHO

    ありがちだけど実体験を…
    去年の4月、うちの母が亡くなった。癌の再発だったんだ。
    再発の時点で覚悟はできてたけど、母さんが死んだのがやっぱりショックで、寝てゲームの堕落した日々を俺は送っていた。
    そんな母さんの四十九日がもうすぐ迫っていたある夜、俺は夢をみたんだ。
    夢の中で俺は母さんに抱っこされてたんだ。んで母さんが立ち上がって、「お母さんはもうすぐ行くけど、ゲームばしやってないでお父さんの事をよろしくね」って言って俺はそこで目が覚めた。
    どうやら家族の中でお別れをいいにきたのは俺だけらしい。
    今でも思い出すとちょっと泣きたくなる思い出です。

    174:本当にあった怖い名無し:2010/08/19(木) 19:16:20 ID:OCyvizU+0

    四十九日以内なら、まだしっかり現世に居残って
    あちこち見まわってるだろうよ
    息子がゲーヲタの堕落者だったらそりゃあ母さん悲しいだろうw
    お別れを言いに来た と言うより
    この世の最期にお前説教されてんだぞしっかりしろい>>173

    175:本当にあった怖い名無し:2010/08/19(木) 19:48:52 ID:137064IHO

    >>174

    今はちゃんと就職してそれなりの日々過ごしてっから大丈夫だよwww


    203:1:2010/08/29(日) 16:49:49 ID:v5drRI2Q0

    大した話ではないが、思い入れがありすぎて長くなってしまった。
    家で飼っていたハムスターが2歳も過ぎて、肺を患った時のこと。

    苦しそうな姿が見ていられなくて、ケースを密閉して酸素を供給してみた。
    それまで食欲もなくなりひたすらきゅーきゅーと呼吸していたのが、
    嘘のように元気になった。
    トイレに向かう足取りも格段に軽快になったし、
    それまで食べられなかった分を取り戻すかのようにごはんにがっついてくれた。
    時折り散歩をねだられるのだけが少しつらかった。
    ごはんを差し入れるとその手に乗ろうとしてくるのだ。
    でも外に出すわけにはいかない。
    毎日擦り寄ってくるハムに「ごめんね」と言いながら、手のひらから引き離した。

    ただ、ひとつだけ問題があった。
    家庭用酸素供給器にはタイマーがついていて、2時間で自動的に止まるようになっている。
    ケースは完全密封ではないので、30分もしないうちに酸素濃度が下がってしまう。
    このままでは私は夜も眠れない。
    迷った末にペット用の酸素ルームをレンタルすることにした。


    204:2:2010/08/29(日) 16:50:06 ID:v5drRI2Q0

    届いた酸素ルームは基本的には小型の犬猫用のサイズで、でかい。
    供給器もさすが業務用という感じで、重いし、稼働音がごうんごうんとかなりうるさい。
    ハムスターは音に敏感なので心配したが、ルームはほぼ密閉されるので
    中にいればあまり音は気にならないようだった。
    そして、これがまた電気を食う。
    ハムスターのいる部屋の隣の部屋に炊飯器があるのだが、
    夕飯の支度をしようと炊飯器を稼働させたら、その二部屋のブレーカーが落ちてしまったほどだ。
    しばらくは炊飯器はキッチンで使うこと、あまり電気のかかるものはその部屋では使わないことを家族に頼んだ。
    ハムスターにもごはんをあげて、食事が終わり巣にひきあげるまで見守った。
    ごうんごうんと酸素供給器が唸っている。
    ハムスターを守ってくれている、そう思うとその音も心地良く感じられた。
    本人は落ち着いた様子でもくもくとごはんを食べていた。ほっとした。
    この日は久しぶりに時間を気にせずゆっくりしようと思い、目覚ましは9時にセットして就寝した。

    その翌朝。

    目を開けて時計を見ると、5時前だった。
    寝すぎた!と一瞬焦ったが、今日はまだゆっくりしてて良いのだと思い直した。
    ほっとした私は、二度寝をしようと目を閉じた。
    が、そのとき、右肩が妙に痛いことに気がついた。
    寝違えたかと思いつつ体勢をいろいろと変えてみるが、どうしても痛い。
    肩の付け根がずきずきと痛む。


    205:3:2010/08/29(日) 16:50:36 ID:v5drRI2Q0

    とても眠るどころじゃない。
    そうしているうちに目が冴えてきてしまった。
    仕方がないので一旦起きることにして、
    ついでだからハムスターの様子でも見てこようと私は部屋を出て階段を下りた。

    一階はみんな寝静まっていて、とても静かだった。
    しかし何かがおかしい。
    なんだかわからないけれど何かが変だ、と感じた。
    不安を覚えながらも、とりあえず部屋に入り電気のスイッチを押す。
    電気はつかなかった。
    そこでようやく違和感の原因に思い当たった。
    酸素供給器の音が聞こえないのだ。

    なんで?なんで?なんで!!!!!
    半分パニックに陥りながら、ブレーカーのあるキッチンへ急ぐ。
    案の定ハムスターの部屋はブレーカーが落ちていた。
    しかしなぜ?
    わけがわからないまま踏み台に乗りブレーカーを押し上げた。
    電気がつき、酸素供給器の動き始める音が聞こえた。
    急いで酸素ルームの中を確認すると、ハムスターは巣の中でぐっすりと寝ていた。
    そこに私が手をつっこんだものだから起こしてしまったのだけれど、
    とにかく生きててくれて良かった。
    そのとき、隣の部屋で炊飯器が動いているのに気がついた。

    その当時、米をといで炊飯器の予約をしておくのはいつも祖母の役割だった。
    しかし、祖母は少しずつ物忘れが多くなってきていた。
    私が頼んだときには「オッケー」と言ってくれたし、炊飯器は私が間違いなくキッチンに置いたのだが、
    何時間か経って実際に準備をするときに、長年の習慣でいつもの場所にセットしてしまったんだろう。
    うちの炊飯器は朝5時半にセットされている。


    206:4:2010/08/29(日) 16:51:03 ID:v5drRI2Q0

    炊飯器をキッチンに移動させ、ハムスターが再び寝たらしいことを確認してから
    私ももう一度寝ようとベッドに横になった。
    それまですっかり忘れていたけれど、右肩はまったく痛くなくなっていた。
    そういえば、あの痛みは強く右肩を掴まれたときの痛さにそっくりだった。

    その後思い出したことがある。
    まだ私が中学生の頃だっただろうか。
    夜ふと目が覚めると、背後に誰かが寄り添って寝ているのに気づいた。
    小さな手がパジャマの背中に触れて、そっとつかむのを布越しに感じた。
    妹が寝ぼけてベッドを間違えたのだろう、しかたないなあふふふ、と思いつつ、
    ものすごく眠かったので私はそのまま目を閉じた。
    翌朝確認してみると、もちろん犯人は妹ではなく、
    しかも自分の背後には人の入るようなスペースはなかった。
    一瞬ぞっとしたが、夢だったんだろうと思うことにした。
    似たようなことが何度かあったが、いつもうとうとしていたので夢だと思っていた。
    そのうちに、そういうことはなくなってすっかり忘れてた。

    なんの根拠があるわけでもないんだけど、
    なぜかその人が教えてくれたのだと強く信じている。
    どなたか存じませんが、ブレーカーが落ちたのを教えてくれて
    本当にありがとうございました。

    読んでくれた人も、どうもありがとう。


    208:本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 11:19:43 ID:S0ZNoL2e0

    >203のハムスター愛に全俺が泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。
    しかし肩をつかんで警告してくれた御方は一体誰なんでしょうね・・・
    子どもの姿というと座敷わらし?
    何にせよ公太郎さんと一家共々末永くお幸せに


    209:本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 11:21:38 ID:mUUD4ehg0

    家族への負担ぱねえ


    210:本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 11:34:58 ID:OiYik2GP0

    ペット用酸素ルーム でググってみた…

    たっっっけぇーーーーー!!

    でも確か知り合いも300万位の買ってたなぁ…
    そこんちは16歳のワンコだったけど。
    レンタルでも結構割高。でも、ハムでそこまでしてもらうって、
    ハム冥利に尽きるよねw


    216:本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 05:32:52 ID:uC/+anE80

    ボールペンに手が当たった・・・と同時に
    ペンにひっかかって単行本が出てきた

    本嫌いの母なのに???

    内容は痴呆で困っている人のためのガイドと、全国の施設の案内で
    とある病院の院長が書いたものだった

    母は看護婦だったので、その関連で読んでいたのか?


    その病院は無料で相談に乗ってくれると書いてある
    すぐに電話をかけた

    電話口の女性に誰にも言えずにいた困惑や悩みをすべて話した
    「お一人でおつらかったですね」の言葉につかえてたものが涙になってでた

    そこに相談しながら、父のお世話になる場所もどうにか見つかった


    217:本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 05:35:37 ID:uC/+anE80

    電話しながら、すぐに思った

    これは困っている私を母が助けてくれたんだ・・・

    数年後、父も他界した

    いまも二人が私を見守ってくれてると信じてる


    218:本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 08:09:35 ID:IEP1cykt0

    立派に両親を看取られ、ご苦労様でした。

    間違いなく二人は貴方を見守っているよ。
    どうぞ、心安らかな充実した日々を送ってね。


    219:本当にあった怖い名無し:2010/09/07(火) 22:04:42 ID:+hZGXFyS0

    大分前に犬の書き込みをした者です。
    なかなか死なない柴犬、何を待ってるのか?と思うくらい、
    意識混濁・食欲廃絶からの生存日数が長かった犬、
    実は自分の休暇日を待ってたのかもって話をした者です。

    その時は、暖かい励ましの御言葉を掛けて頂き、有難うございました。

    その犬が引き合わせてくれた嫁さん、本日、無事出産できました。
    初産で、予定よりも遅れるかな?と予想していた所、医師の予想を外し、6日早く破水⇒ポロリンと。
    それが、又しても完全休養日に。ずっと嫁の手を握っている事ができました。

    今回も、オカルトっぽくもなんともありませんが、ちょっとだけ
    「アイツが助産してくれたんかな?」などと思ってしまいました。
    時間外も転送電話で対応している為、完全オフ日は、年間7~8日くらいです。
    嫁にも「悪いけど出産立ち会えないと思う」と言ってたので、偶然でも、
    「御蔭さま」が頑張ってくれたように思われました。

    以上 スレ汚しでした。喜び者に免じて許してやって下さい。
    皆様の御多幸をお祈り致します。

    226:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 09:41:22 ID:J9jGbmzH0

    >>219
    お陰様とわんこが見守ってくれたんだろうなあ…
    わんこ、安産の神様連れて来てくれたのかもねw

    わんわん、赤ちゃん元気に産まれますように。
    わんわん、飼い主様と奥さん安心してたのしいお家が築けますように。
    わんわん、見えないだろうけど、実はぼくも透明になってまだ一緒に住んでるんだよ、わんわん。

    こんな感じかなー
    透明紫犬の番犬は心強いなw

    233:本当にあった怖い名無し:2010/09/11(土) 17:28:41 ID:p1sWYrwF0

    >>219
    ポロンと産まれたかw
    犬は安産のお守りになる位だもんね。
    おめでとう。


    221:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 01:34:50 ID:UkgvnPr90

    酔っ払った勢いで初投稿
    俺は幽霊とか信じてなかったけど、この体験してから魂とか人の心とかは残るのもかもしれないって思った。

    俺のおじいちゃんが、今年94歳で亡くなった。
    生前は尊敬するおじいちゃんで、戦中はガタルカナルにも行って帰って来たんだそうだ。
    戦争の話しを子供の頃は聞きたがったけど、どっかの島で猿をペットにしたとか楽しい話しは色々聞かせてもらったけど、
    戦争そのものの話しは絶対にしてもらえなかった。
    今思うと、辛かったのかなって感じるけど、俺はおじいちゃんの思いの幾ばくかでも、知ったかぶりしちゃいけないと思う。

    そんなおじいちゃんは、旅館を経営していて、俺が夏休みに遊びに行くと外国の人が結構泊まってた。
    今になって聞くと、おじいちゃんは海外の人たちとすごく盛んに交流してたんだって。
    当時、ネットなんてないのに一体どうやって知り合ったのか不思議だった。

    おじいちゃんは、死ぬまでずっと、一本の軍刀を大切にしてた。
    それを見る度に俺に「これは誇りではない。戒めだ」って俺に言ってた。
    だから亡くなる数年前に、一族で金出し合って沖縄旅行へ連れて行ってあげられたことは、多分、俺からすると親孝行ならぬ祖父孝行になったのかな?とか傲慢にも思ってる。
    ひめゆりの塔に、おじいちゃんは一人にさせてくれって、一日中いたんだって、後で聞かせてもらった。
    俺にも何となくだけど、おじいちゃんの気持ちが、ほんの少しだけ分かるような気がした。

    おじいちゃんは、最期まで気丈な人だった。
    突然倒れて入院して、1ヶ月は持たないって言われたのに1年以上頑張ってくれた。
    一回は帰宅も出来るかもって言われたんだけど、おじいちゃんは「迷惑になる」だって。
    そんなこと言わずにって、帰宅準備を始めようって頃合いを見計らうようにして、おじいちゃんは亡くなってしまった。
    本当に、失礼だけどコロリと。
    遺言通り、心臓マッサージも人工呼吸もしなかった。
    もしかしたら、それやってたら、もっと長生きしてくれてたかもとか思うと心残りだけど、おじいちゃんはきっと幸せだったと思う。


    222:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 01:35:52 ID:UkgvnPr90

    どうして幸せだったかと思うのかと言うと、おじいちゃんが亡くなって数日経ったある日に、俺はおじいちゃんと会ったから。
    俺は超現実主義者だったから、幽霊なんてのは信じてなかった。
    今ももしかしたら、幻だったのかも知れないと思うけど、きっと違うと思う。

    俺が朝目が覚めると、俺の部屋の隣が仏間なんだけど、そこでワイワイ結構な人数の声がする。
    誰だろうって起き上がって見に行くと、テーブルを取り囲むみたいにして、若い男の人たちがいっぱい座ってた。
    誰だよ・・・と思うよりも先に、俺はその中におじいちゃんの姿を見つけていた。
    おじいちゃんは、すごく若返っていて、他の人たちと同じに軍服みたいのを着てた。
    どうして、おじいちゃんが分かったかって言うと、おじいちゃんに戦時中の写真を色々見せてもらってたから。
    ・・・ってのもあるけど、おじいちゃんは年取っても若い頃と同じような顔をしてたってのがある。

    俺の姿を見ると、座ってた男の人たちが「おー」とか「やー」とか言い出して、おじいちゃんが立ち上がった。
    名前分かんないけど帽子かぶったおじいちゃんは、すっごい凛々しくて、なんか目がすごく綺麗だった。
    俺に一歩近づいて「今日は仲間連れてきた」って言って、そうすると全員が立ち上がった。
    「これからコイツらと飲みに行く」とか言うと、全員がすごく豪快に笑って、その笑い声の中、おじいちゃんが俺の手を取った。
    すごく温かくて、おじいちゃんの手の感触で、俺は恥ずかしいけど涙出ちゃってしょうがなくて
    それでおじいちゃんは言った。



    223:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 01:36:34 ID:UkgvnPr90

    「どうか、どれだけ裏切られても、どれだけ苦しく悲しい思いをしても、諦めないで欲しい。世界中の人たちと我々は友達になることが出来る。我々には出来なかったが、皆は焦りすぎているだけなんだ」

    そして、グッと握手されて、じっと目を見た。
    俺はどうしても、あの目を忘れられない。
    青空みたいな瞳だった。

    その言葉の後、おじいちゃんは手をそっと離して、みんなの所へ歩いて行くと、みんなビシッと敬礼して、「ゆっくりこいよー」とか「まかせるぞー」とか言う声が聞こえた。
    その直後、俺はベッドの中で目が覚めた。

    俺は幽霊とかは信じてなかった。
    心霊とか言うのも信じてなかった。
    でも、あの時に握った手の感触と、言葉だけは忘れることが出来ない。
    きっと幽霊とか魂ってのは俺たちの中にあるものなんだと思う。
    俺の中におじいちゃんや、色んな人の思いが受け継がれているんだと思う。

    こんな話し酔っ払って話しても笑われるだけだし、どこに書けばいいのか分かんなくて、ここに書かせていただきました。
    過去スレ読ませてもらって、何となくここなら、おじいちゃんに言葉が伝えられるような気がしたんだけど、何書いていいか分かんない。
    「がんばります、ありがとう」ってぐらいしか思い付かない。

    おじいちゃん、向こうで見ててくれてるのかなあ
    俺、こんなヤツで酔っ払ってるけど、おじいちゃんのこと大好きだったよ
    がんばって、おじいちゃんたちの魂とか無駄にしないように頑張るよ

    好きだったお酒と甘いお菓子、今度お供えするよ、おじいちゃん

    スレ汚し失礼しました

    224:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 01:52:02 ID:l469ANEr0

    >>223
    いい話乙!じーちゃんも戦友と会えたようでよかったね……
    じーちゃんのその思いはアンタにも伝わったし、ここに書いてくれたおかげで
    いろんな人に伝わると思うよ…

    226:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 09:41:22 ID:J9jGbmzH0

    >>223
    お爺ちゃんの最期の言葉、私もいい教えを授かった気がする。
    素晴らしい人だね、おじいちゃん。
    いいお話をありがとう。

    227:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 10:18:56 ID:B3MqTUPdO

    >>223
    読ませてもらってよかったと思った
    戦争を経験した方の思いを聞くことができるチャンスってなかなかない。
    ましてや長い間生きてこられた分の気持ち。
    ありがとうございました

    228:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 13:17:15 ID:g5KZmKnf0

    >>223
    おいおい、俺を泣かせてどうする気だ。
    会社での立場が…。

    爺ちゃんは辛かった事は語られなかったそうだが
    故に、想像する。
    軍刀の戒めの意味、ひめゆりでの一日の想い。
    やっぱりジョンは良い事歌ってんだな。
    あんまり好きじゃないけど。

    言葉に出来ない程、辛く厳しい時代を乗り越え
    美しく生き、素晴らしい死に様を見せる。
    死して尚。

    >>223を通して、素晴らしい先輩の話が聞けた事に感謝。


    225:本当にあった怖い名無し:2010/09/08(水) 07:03:19 ID:qp1Tiw4c0

    ウルトラマンエース思い出した


    230:本当にあった怖い名無し:2010/09/09(木) 00:03:13 ID:IWs1LgOz0

    泣いた。ごめん、これしか言えません。。。


    234:本当にあった怖い名無し:2010/09/11(土) 20:30:24 ID:PJyreRR40

    霊感やら幽霊やら、ほとんど縁がない私ですが・・・
    文才もありませんし、無駄に長文になりそうですので、スルーおkです。

     今から17年ほど前の話になります。

     そのころ私は、とある国に長期留学をしていたのですが、家族(兄)から「母重病につ
    き緊急入院」との報を受け、急いで日本に帰国しました。
     帰国後、私を含め家族総出で母の看病(付き添い)にあたりました。
     母の病気は、肝臓系の重い病気で、一時帰宅することなど許されず、ほぼ寝たきりの入
    院生活でした。
     せめてもの楽しみであった食事も、病院で出される味気ない食事(病院関係の方、ごめ
    んなさい)続きで、ほとんど箸をつけないこともしばしば・・・。
     そんな母も一生懸命病と闘いましたが、打つ手なく、入院から2か月後に息を引き取り
    ました。
     母が亡くなってからは、葬儀やなんやといろいろと大変でしたが、四十九日の法要も終
    わり、家族の生活も落ち着きを取り戻してきたことから、私も再び留学の地へ戻りました。
     留学に戻ってからも亡くなった母のことを思うばかりでしたが、ある晩、こんな夢を見
    たのです。


    235:本当にあった怖い名無し:2010/09/11(土) 20:31:42 ID:PJyreRR40

    私は実家におり、何気なく実家の台所に入ると、台所のテーブル(食卓)の上に、入院
    していた姿のままの母が横になっているのです。
     夢の中でも母が亡くなっていることは理解していた私でしたが、あまりにもリアルとい
    うか、入院時の母の姿そのままの格好でしたから、「テーブルの上で寝ていては、ますま
    す病気が悪くなってしまう」と思った私は、母に対し「(こんなところで寝て)何やっと
    んの?(どういうつもりや!!)」と、なぜかちょっとキレ気味に声をかけたのです(ご
    めん)。
     すると、母は、テーブルの上で横たわってまま流し台の方を指さしながら、私に「あん
    たも、食べや」「おいしかったで」と嬉しそうに言うのです。
     私は「?」と思いつつ、母が指さす流し台を見てみたところ、角に置かれた三角コーナ
    ー(生ゴミなど入れるアレです)の中に、実をかじった歯の跡がついたイチゴのヘタが3
    つばかり入っていたのです・・・というところで、目が覚めました。
    (ちなみにこの夢は「色付き」で、実家の台所の映像そのままの「超リアル」な夢でした)


    236:本当にあった怖い名無し:2010/09/11(土) 20:32:52 ID:PJyreRR40

    その数日後、私が実家へ近況報告をしようと国際電話を入れたときのこと、電話口に出
    た兄に、そういえばと、母が出てきた夢の一部始終を話したのです。
     すると、兄は「そうか、そうか」と笑い出し「おかん、喜んでくれていたか」と言うの
    です。
     聞けば、私が夢を見たころ、兄が仏壇にしっかりと「イチゴ」を供えていたとのこと。
     兄は「ちゃんと食べてくれたんやなぁ」と喜び、私も、闘病中、家に帰りたくても帰れ
    ず、食べたいものも食べられなかった母が、家の台所でイチゴを食べて喜んでいたのだと
    思うと妙に嬉しく、ホッとしたことを今でも覚えています。

     「偶然の一致」と言ってしまえば、それまでですけどね・・・。
     なお、兄は、今でも仏壇のお供え物を欠かすことはありません。

     長文駄文、大変失礼しました。

    238:本当にあった怖い名無し:2010/09/11(土) 23:34:58 ID:9Jq3uczNO

    >>236
    お母様が嬉しそうにそうおっしゃられた場面にあったかくなった
    故人はお供え食べてくれるんだね
    うれしいよね。


    249:本当にあった怖い名無し:2010/09/13(月) 11:03:15 ID:gu0ZQham0

    うちの仏壇の鈴は時々誰もいないのに微かにチーンと鳴ることがある
    もちろん周囲に独りでに鳴らす要因は何もない
    それは御飯を供え忘れた時だったり
    おかんが落ち込んでる時だったりと様々である
    昨日は夕飯に頂き物の魚の開きを焼いたんだけど
    美味しそうに焼き上がってさあ、食べようという時
    何かを主張しているかの様に思いっ切り、チーン!!と鳴った
    実は去年亡くなったじいさんは魚が嫌いで
    一度焼いたらしばらく「臭い臭い」と言い続けるほどだった
    昨日は仏間の戸も開けっ放しにしていたので魚の匂いが届いて嫌だったのかな?
    一応ポルターガイスト現象の内に入るのかもだけど
    絶対じいさんの仕業だと家族で大笑いしましたとさw

    250:本当にあった怖い名無し:2010/09/13(月) 17:13:35 ID:ahgvGdO9O

    >>249
    すごいw
    偶然とは思えないよね
    よほど嫌だったのかなw


    253:Part1:2010/09/14(火) 14:50:20 ID:1FOxJwwk0

    俺の祖父ちゃんは昔から大病を患っててその度に手術をしてた。
    だけど最後の一回の手術は唯一の子供である俺の母さんに無断でやった。
    そしたら院内感染で体調を崩し、それ依頼寝たきりになった。
    数年間自宅と病院を行ったり来たりしていて、何度か危なくなっては持ち直したんだが
    そんなとある2月のこと、夢の中でその祖父ちゃんが出てきた。
    場所は昔の祖父ちゃんの家。
    今は建て替えられて作られた町営のきれいな家に住んでるんだが、
    夢の中はその前に住んでたおんぼろの家、入ってすぐの祖父ちゃんの部屋。
    そこのベッドで寝てるんだが、このベッドがなぜか血まみれというか血がたまってるようなかんじ。
    その上でじいちゃんが横たわってる。
    いつものように
    「祖父ちゃん、がんばって」
    と何げなく声をかけたのだが
    「もう頑張るのはしんどい」
    と言われた。
    「そんなこと言わずに・・・」
    と俺がいうと祖父ちゃんはぷいと背中を向けてしまった。
    「お前にわしのきもちなんてわからんだろ」
    と言われて返す言葉もなかった。
    俺自身先天性の疾患含めて満身創痍の身で結構辛い思い何度かしてるし、他人に言われたってがんばれないときはあるってのもわかってた。


    だから、わがままなお願いを承知で

    「わかった。じゃあもうあと一か月だけがんばって
     今日バレンタインデーだし、それを含めて今月は家族いろいろ予定があるんだ。
     来月には会いに行くから、それまで頑張って」

    っていったところで目が覚めた。


    254:Part2:2010/09/14(火) 14:51:01 ID:1FOxJwwk0

    家族の中では子供のころからオカルト的な事象に出くわしたりすることが多いもんで、
    不吉な夢だと思ってはいたんだが、変に騒ぎ立てて母親を困らせたくはない一心でだまってた。
    で、そのうち忘れちゃってたんだ。

    そしたら3月12日にいきなり電話があった。
    祖父ちゃんがやばいらしくて家族でとんでいった。
    が、連絡の割には元気で、その日は普通に話ができた。
    しかし、翌日には元気がなくなり背中を一生懸命にさすったが、何も言わず手を上げるだけだった。
    そしてその翌日、3月14日に、逝ってしまった。
    柄にもなく泣いた。こらえても涙が止まらなかった。

    しかし、落ち着いてからなんで母親じゃなくて俺に夢であんなことを言いに来たんだろうとおもったのだが、
    昔っから俺とじいちゃんは似た者同士でよくケンカをした。
    実際亡くなる数年前には俺が珍しくブチ切れて祖父ちゃんがおびえるぐらい怒鳴り散らしたこともあった。
    逆にいえば祖父ちゃんは文句を言えそうな俺に突っかかってきたのかもしれない。
    母親は遠方にもかかわらず頻繁に顔を見に行っててがんばるのがしんどいというのも気が付いていたし、
    俺の兄弟である弟は祖父ちゃんにかわいがられていたが、かなり抜けてるし、
    妹もかわいがられていたが、賢い子だがまだ子供。
    そう考えればサシで喧嘩半分のやり取りができるような孫は俺ぐらいだった。
    今考えれば「会いに来てくれよ」って荒っぽい御誘いだったのかもしれないなー

    ちなみにそのあとのターゲットは妹と祖母ちゃんに変わったらしく、
    ばあちゃんはよくじいちゃんの夢をみてるらしい。
    妹は風も全く何もない空間で勝手に物が落ちるらしい。
    誰もいない場所に向かって「お祖父ちゃん、いるのはわかったから物落とさないで!」って怒ってた。

    死んでもやっぱり祖父ちゃんは祖父ちゃんだなと思った。


    259:あめふらし:2010/09/15(水) 19:35:28 ID:PWxLnVAw0

    久しぶりに投稿してみる。
    去年、15年間生きてた愛犬が死んだ。
    不景気経営不振による派遣社員一斉解雇でガッツリ家にいた私は、日々少しづつ病気と老衰で目も見えにくく上手く歩く事も出来なくなり、毎晩朝方近くまで夜鳴きが出始まったリキの介護を1人引き受けていた。

    瞳孔が開きぎみで行動もおぼつかなくなってゆく様子がとても怖かった。
    失う日が近いであろうという予感に飲み込まれ不安になり、父を叩き起こした夜もあった。
    ボケも始まってて違う方向へひたすらヨタヨタ行ってしまう事もあったけど、不思議なことに呼べばちゃんと反応して私の元へ戻ってきた可愛くて健気な奴だった。

    そんな中、朝方。
    リキは小屋の中で眠るように死んだ…。

    それから数日後、夢を見た。
    場所はどこかの小学校らしい校庭で、釘のたくさん刺さった凶器バットを手にした三人組の小学生に元気だった頃のリキがいじめられている夢だった。
    私は焦った。
    小学生を睨みつけながら、「リキー!危ないからっ、こっちにおいでー!!」と怯えながら全速力で逃げ惑うリキを必死に呼びまくった。
    しかし彼は一向に飼い主である私の元へ逃げて来る気配が無い。

    けれど、しばらくして気が付いた。
    何かがおかしい。
    私が必死に彼を呼べば呼ぶだけ、なにやら嬉しそうな表情で逃げ惑うリキ。
    しかも小学生の前をぐるぐる旋回しているだけという、なんちゃって逃走w

    そこで目が覚めたんだけど……実は会社でお世話になったお姉さんが可愛がってる犬を連れてきてくれて撫でまくった時だったんだよね…。
    次の犬は……なんてひどい事もうっすら考えたりorz
    思うにヤキモチでも焼いて夢に出てきたんじゃなかろうかと、なんだかおかしくなりました。


    260:あめふらし:2010/09/15(水) 19:36:47 ID:PWxLnVAw0

    後日談。

    それから数日後、また夢を見た。
    自宅がある住宅街のアスファルトを歩きT時路に出くわすと、車もビュンビュン通る市道になる。
    いつもは放し飼いでそこまで行って、そこから本格的にハーネスを付けて散歩に向かう場所なのに、夢の中では逆に私はハーネスを取り外していた。
    「危ないから、車に気を付けて行くんだよ?」とリキを見ると、不思議な事に普段と違うリキの姿がそこにはあった。

    若くて元気な頃の姿で、なぜかライオンみたいに顔周りは長い毛で覆われ、尻尾もとにかくフサフサ豪華w
    それに、私を真っ直ぐ見つめる瞳はキラキラで何か笑ってるみたい。
    それでいて全身金色に光ってた。
    周りに金色の粉も降っていたように思う。
    道の端っこに看板が建ってて緑色の文字が書かれていたけど読めなかった。
    戸惑う私にリキが人間の言葉で「いってくるね」って言った後、目が覚めた。
    起きてから気が付いたんだけど、その日は49日だったよ。

    介護も覚束ない不甲斐ない私を怒ってないかと、ずっと心配だったんだけど……
    夢の事を友達に話したら「大丈夫。サンキューの日だよ」って励まされて不覚にも涙が出た。

    そんなリキの命日は3月9日。


    261:本当にあった怖い名無し:2010/09/15(水) 21:03:19 ID:ypIP0zCS0

    自分も二ヶ月前に15歳の愛犬を亡くしたよ
    正直、オカ板住人の割に霊とかあまり信じてない方なんだけど、
    こういう話は何となく信じてて、会いに来てくれる気がしてた

    …でも来てくれなかったw
    泣き暮らした初七日も49日も何の気配もなし
    こういう話聞くとうらやましい反面、辛くなる…

    262:あめふらし:2010/09/15(水) 21:26:28 ID:PWxLnVAw0

    >>261
    私は最終的に、早く上へ登って天国へ行ってねと祈ってたよ。
    あと守護霊さんがたまにお願い聞いてくれる人なんで、もしリキが迷ってたり自宅にまた帰ってきてしまうような事があれば、それはアイツのために良くないから、ちゃんと天国へ案内してくれるよう頼んでおいた。
    きっと>>261が元気になった頃の、忘れた頃にひょっこり出てくると思うよ。
    もしくは、その子に関連した繋がりを偶然を装って何度か再確認できたりすると思う。
    元気だしてね。


    293:本当にあった怖い名無し:2010/09/20(月) 12:02:02 ID:2K3eDF4Y0

    以前、ソープの従業員やってた者です。
    ソープってとこはいろいろな客が来るわけさ。
    女に不自由しないような男前から、絶対もてそうもないオヤジまで。
    ときどき身体障害者も来るんだけど、中にはきっつい客もいるんだわ。
    テリー伊藤顔で、車椅子でよだれ垂らして体がねじれてるようなお兄さんとかね。
    今でも覚えているのはみずきちゃんって女の子。
    そういう客がきて、たまたまみずきちゃんしか空いてなかったから、
    彼女についてもらうことにしたのよ。ふつう嫌がるんだよね。
    ソープ嬢だって、仕事とはいえブサイクよりはいい男とやりたいわけだから。
    でも、彼女はそうじゃなかった。偉かったね。
    その客をひと目みて悟ったわけ。彼のこれまでの境遇、絶望的なコンプレックスを。
    彼女は彼を抱きかかえるようにして、階段を上がるときも、
    「足元、気を付けてね」って言いながら、優しくいたわるように個室に連れていった。
    既定の時間が過ぎて、個室から出てきたそのお客さんは、
    帰るとき、感極まった様子で「ありがとう、ありがとう」って言ってた。
    ちゃんとしゃべれないから「あいあおう、あいあおう」って聞こえたけど。
    めったなことじゃ感動しないオレが、不覚にも涙出そうになった。
    彼女は、客を見送りながら、作り笑いじゃない本当の笑顔で「バイバイ」してた。
    みずきちゃんみたいな女の子が、この世間にどれだけいるかな。
    俺は泣きながら抜いた


    315:本当にあった怖い名無し:2010/09/24(金) 01:03:35 ID:jmmRj8z/0

    離婚したての30女の私。
    離婚って、心と体に深い傷を残すもんです。(あと財布にも)
    もちろんひとそれぞれだけど、私の周りではメニエール病とか、自立神経失調症とか。
    私もご他聞に漏れずうつ病になりました。
    心療内科と漢方医と、カウンセリングをしています。

    そのカウンセリングの最中です。
    催眠療法みたいなことをしていたのですが、突然背後におばあさんと分かるはっきりした
    気配を感じました。

    私:「う…後ろにおばあさんが立ってます…」
    カ:「え、それは誰ですか?聴いてみてください」
    私:「……」

    ば:「アタシャあんたのひい婆さんだけどね、あんたもっとおしゃれしなきゃだめだよ!
       うちの家系は美人の家系なんだから借金してでもおしゃれしな!で、もっといい男
       つかまえるんだよ!」

    間違いない。会ったことないけどこの自意識過剰っぷり。間違いなくうちの家系だ。
    うちの家系の女子は、私の婆さんまでは全員芸者だったと聞いている。
    そしてこの勢い…。もう間違いない、うちのひい婆さん認定!

    当時、まだ慰謝料の決着がついてなかったので、非常に貧しい生活をしていた私は
    食べるものも食べず、パートでほそぼそと暮らしていたので、見かねて出てきたのだろう。

    カ:「やりすぎは困るけどwひいお婆さん、心配だったのねえ」

    ひい婆さん、ありがとう。その後、財産分与もがっつり取れました。
    でもつつましやかに生きてます。いい男はもうちょっと体が丈夫になったら見つけるね。


    316:本当にあった怖い名無し:2010/09/24(金) 01:21:01 ID:5uN7Tlcb0

    がんばって
    幸せが待ってるよ


    317:本当にあった怖い名無し:2010/09/24(金) 02:21:17 ID:kUA+xR770

    ばあさんすげーー
    愛を感じる


    319:本当にあった怖い名無し:2010/09/24(金) 09:46:37 ID:cwx1l2WPO

    いい話だ。
    ひいおばあちゃん素敵。
    こういう話を聞くと人は守られ、生かされてるんだな、と。


    327:本当にあった怖い名無し:2010/09/26(日) 23:49:20 ID:NLeXZ5n1P

    なんか笑える.に投下されてた。
    こっち向きかなと思ったのでコピペ

    533 :本当にあった怖い名無し :sage :2010/09/26(日) 21:30:25 ID:GNrympi6O
    大学時代に旅行で沖縄行って、旅行終わって帰宅した夜、部屋に日本兵が出た。
    目茶苦茶怖かったが、ただ立ち尽くしてるだけで暫くしたら消えた。

    痩せてたし顔色悪かったし、戦争でお腹へって亡くなったのかな~と思い、
    翌日はお茶とおにぎりを用意して待った。
    その日も出たが、やっぱり立ってるだけで暫くしたら消えた。

    数日お茶とおにぎりを用意して観察したが、同じ事が続いた。
    私も「何が気に食わないんだろう」と思いながら
    おにぎり増やしたり漬物付けたり味噌汁付けたりしてた。

    そんな事が一週間くらい続き、連日夜中まで起きていた私はそろそろ眠気に勝てなくなった。
    そこで、もはや和食フルコース(お茶、おにぎり、味噌汁、漬物、焼き鮭、煮物、お饅頭)と化した食事を用意し、
    その日は早めに就寝。

    夜中に気配で目が覚めて、コッソリ見たら、日本兵ガツガツ食ってた。ちょっと泣いてた。
    全て飲み食いした後に立ち上がり、私に向かってビシッと敬礼して消えた。
    以後は来なかった。

    朝、日本兵が食べたと思った食べ物は一応形は残ってたけど、
    どれも一晩じゃ考えられないくらい水分が抜けてカラカラになっていた。
    お茶と味噌汁は無くなってた。

    祖父(徴兵経験は無い)に話したら
    「男ってのは生きてても死んでてもそういうもんだ。変な意地がある。
    若い娘に飯がっついてる所見られたくなかったんだろ」
    と言っていた。
    最初毎晩観察してた私が生殺しにしてたのか……と思うと少し申し訳ない。


    329:本当にあった怖い名無し:2010/09/27(月) 09:07:13 ID:9P/kkrvQ0

    いい話に余計な詮索は野暮だが、
    この兵隊さんの目的は何だったんだろう。
    ただ腹減ってただけかい?

    331:本当にあった怖い名無し:2010/09/27(月) 10:05:25 ID:5bTdpzbR0

    >>329
    日本兵は、実家に帰りたくて憑いてきたけど、
    実家の近くを通らなかったので、行く所が無くて
    困って家の中に立ってたんだと思う。


    日本兵つながりで、この夏のラジオ深夜便で流れてた話を。

    ガダルカナル島あたりの戦いで生き残った人が帰国。
    いつか戦地に慰霊に行きたいと思い続けで
    何十年後に、生き残りの仲間と坊さんと戦地に慰霊に行ったら
    現地の人に「何でもっと早く来なかったんだ!
    戦後からずっと日本兵の団体の幽霊が出てるぞ」と言われた。
    幽霊が出る場所でお供えして坊さんにお経あげて
    もらったら、ピタリと出なくなった。


    334:本当にあった怖い名無し:2010/09/27(月) 10:49:44 ID:2uiHv/W30

    これだけでは何なので戦争関連で似たような話を。

    異国の戦地に息子を送り出した年老いたお母さん。
    終戦を迎えたある夏の晩、家にふわりと入ってきた藍青色の、淡い光の蛍をみて、
    お母さんは息子が帰った…と思ったそうな。
    「○○よ、帰ったかぁ」
    そう言って麦飯を差し出した。「腹減っただろう」と。
    そしたら、藍青色の蛍はそっとご飯に止まった。蛍が熱いご飯に止まったんだ。
    「やっぱり○○じゃ!!」
    そのまま蛍は光らなくなって死んでしまった。
    痩せ細って骨と皮ばかりになった蛍に見えた。
    お母さんは、その晩その蛍を懐に入れて一晩中抱いて寝て、
    一晩中子守唄を歌った。
    夜中に蛍を手のひらに乗せてみた時、お母さんの涙が蛍にかかると
    蛍はかすかに光って手のひらの上で消えていった。
    お母さんはその時たしかに
    「母ちゃん!!」
    と、息子の○○の声を聞いた。


    松本零士『ザ・コクピット』に載ってた漫画の中の話だけど、これ実話らしいよ。



    335:本当にあった怖い名無し:2010/09/27(月) 11:48:38 ID:PFNIzF9A0

    美しくも悲しい話だね。
    昔、特攻隊員の歌「ダンチョネ節」を寝る前に口ずさんでたら
    寝てるときに金縛りにあったよ。
    もしかしたら兵隊さんが近くにいたのかも。


    385:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/11(月) 22:58:24 ID:ID6kZTv+0

    開かずの間 に投稿されていた話。
    なんか切ないです。


    147 :本当にあった怖い名無し:2010/09/01(水) 17:04:22 ID:1qKslLce0
    自分の実家には開かずの倉があった。
    普段は施錠してあって入れないのに、自分はそこへ罰の為に母親に閉め込まれたことがある。
    真っ暗でカビ臭い倉にドン!と押し込まれ、鍵をかけられた。
    自分がどんな悪いことをしたかさっぱり覚えていない。5歳くらいの真冬。
    ただその時の寒さ、恐ろしさ、泣いても喚いても母親が開けてくれなかったことへの絶望感だけ覚えている。
    だんだん暗がりに目が慣れてきたら、一階の床板が腐り落ちていて、自分の足は藁の湿ったものを踏んでいた。
    蜘蛛の巣がびっしりだし、埃まみれの機織り機や行燈、黒い長持ちが幾つも並んでいる。
    虫食いだらけの長持ちが、テレビで見たドラキュラの棺桶のように見えて益々怖くて泣いた。
    倉は二階建てで、幅の狭い急な階段(梯子段)があった。棺桶のある一階には痛くなくて、自分は二階に上った。
    そしたら、二階に人がいた。白い花嫁衣装を着たきれいなお姉さんで、どうしたの?と聞いてきた。
    「母ちゃんに怒られて…」としゃくりあげていたら、「風邪引くからこれを掛けてお休み」と自分の着物の上のを貸してくれた。
    暖かくなったら、安心して色々お喋りした。お姉さんはもうすぐお婿さんが迎えに来てくれるからここで待っているところなの」と笑っていた。
    結局、自分を倉から出してくれたのはお父ちゃんだった。
    自分は黄ばんだ古い花嫁衣装を被って寝ていた。手には鼈甲の櫛を握っていた。
    倉の二階に人がいるはずもなく、自分がきれいなお姉さんの話をすると、夢でもみたのだろう、と笑われた。
    花嫁衣装や鼈甲の櫛は、悪戯者の自分が勝手に倉の中を漁ったのだろう、ということにされた。
    でも、自分はあのきれいなお姉さんの白い顔を今も覚えている。
    今から44年前の自分の思い出です。

    386:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/11(月) 23:43:39 ID:W46MK6nGO

    >>385
    花婿はお姉さんを裏切ったのか、それとも迎えに来る前に亡くなったのか?
    或いはお姉さん自身、自分が亡くなったことを知らずに…。
    お姉さんは、今でも一人で待っているんだろうか。

    387:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/12(火) 00:59:57 ID:gAhvP3ux0

    まさにジュブナイルな話で良いっすね
    当然>>386のように話が流れだすのが普通なのだろうが、締め方がまたよろしおすな


    388:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/12(火) 04:14:06 ID:SjR1WrUD0

    お婿さんになるはずだった人は、その当時まだ生きていたんじゃないのか?


    389:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/12(火) 11:54:24 ID:9ncl9dRJ0

    「トムは真夜中の庭で」という本を思い出した


    390:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/12(火) 14:32:04 ID:sn66gi450

    それはお父さんがあつらえたお母さんの花嫁衣装だと白状せず、
    夢を残してくれたお父さんは粋だ。なんて想像するのも楽しい。


    394:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/14(木) 02:16:17 ID:7uCMIjO+0

    純粋に、家系の過去帳を調べればすぐにわかると思うんだがなあ

    父方母方どっちか、祖父母以前の代くらいに嫁入り前に亡くなった姉か妹がいたんじゃないかね
    普通に考えると哀しい話だが、お姉さんの生きていた時間が
    >もうすぐお婿さんが迎えに来てくれるから、ここで待っている ところで止まっているなら
    ある意味幸せなのかもなあ
    もし婿が花嫁を裏切っていたなら、ひょいと迷い込んだ子供に優しい言葉なんてかけないと思う
    自分の未来の夫を信じて、恋をしたままずっと待ってるんじゃないのかな
    だから誰にも花嫁衣装は処分できないんだよきっと

    396:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/14(木) 15:12:53 ID:+glTmgjE0

    いろいろ想像がふくらむね。
    両親が何も言わなかったところを見れば、
    近い直系の人(伯母さんとか)ではなさそうな気がする。
    >>394の推測が近いのかな。

    自分は大崎梢の「片耳うさぎ」を思い出した。
    古い父の実家で暮らすことになった女の子が、
    誰も知らなかった部屋を見つけて…という話。


    447:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/24(日) 18:07:44 ID:usNmRhkT0

    幽霊が出るわけじゃないけど

    ある晩、帰宅したら家の前で猫が行き倒れてた。
    家に入れて面倒みようと思ったけど、水飲んだらそのまま死んでしまった。
    爪は切ってあるし飼い猫だろうと思ったが身元がわかるものは何もなく。

    住んでいる地域では野良猫は清掃センターに連絡して引き取りにきてもらう。

    たまたま ゆうぱっくの箱があったので それに使わなくなったひざ掛けで
    くるんで清掃センターに引き取ってもらった。

    その日のうちに、飼い主という人が電話を掛けてきた。
    猫が行方不明になったので清掃センターにも電話して探していたらしい。

    うちの電話番号を勝手に教えるのはどうかと思ったが、まあそれはいい。

    飼い主の人は近所の人だった。お礼にということでお菓子をいただいたが
    なんとそれがピンポイントで自分の好物ばかりだった。

    猫のお礼か? いやお礼をもらうほどのことはしていないし、
    なんとなくこじつけっぽいかな。

    ただ食べたい時にまさに食べたいものをいただいたのはすごくうれしかった。

    449:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/24(日) 18:41:54 ID:QruxSx2HO

    >>447
    そりゃ猫の恩返しだなぁ
    あなたが優しいから。


    448:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/24(日) 18:23:13 ID:9N+b4cSB0

    まぁ神社なんかに入り浸ってると霊感が強くなるのはよくある話だしな
    ただそれが神社にいる何かなのかそれとも守護霊的なものなのかは判断できんかもね
    何かがいたと言うんだから間違いなく何かがいたのだろ
    スレチでもなんでもないお題に沿った話だ

    454:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/25(月) 02:13:35 ID:pXXjjLYJ0

    >>448
    ありがとう。
    偶然出会えただけでラッキーだったんだろうと思います。
    ただほとんどの神社は空洞でなんの役割も果たさなく
    なって悪い気の吹き溜まりになっているところ多いら
    しいから見極めなさいって。
    直感を研ぎ澄ませばいいか悪いか判断出来るはずって。
    あと願いというか欲望言いに来ても大元は話聞いてな
    いし興味示さないからやめるように言われた。
    逆に空洞のところで違う者がいたら付け込まれるから
    って。子供が来ると優しい対応してたらしいけど。


    456:1/3:2010/10/25(月) 15:36:48 ID:oGdPkai/0

    俺の家は物凄い田舎で、学校に行くにも往復12kmの道程を自転車で通わないといけない。
    バスも出てるけど、そんなに裕福な家でもないので定期買うお金がもったいなかった。
    学校への道はちょっと遠回りだけど街中を通る道と、若干近道だけど山越えをする道と2つあるんだが、俺は山越えで汗だくになるのが嫌だったのでほとんど街中のルートを通っていた。

    ある日、学校の体育館で友達とバスケをしていて遅くなった俺は、早く帰ろうと自転車で山越えをしようとしていた。
    街中に入る道と山道に入る道の分岐点にあるコンビニで飲み物を買って、いざ山越えに。
    日が沈み始めた山道は結構不気味で、ひぐらしの鳴く声を聞くと心細くなってやけに不安になる。
    戻って街中を通ろうかな…なんて思いつつガッシャンガッシャン自転車をこいでると急に
    「も゛っも゛っも゛っ」
    ていう表現しにいうめき声のようなものが聞こえ、その瞬間に何かが背中にドスッと落ちてきた。
    上半身をグッと下に押し付けられるような感覚に襲われ、冷や汗とも脂汗とも言えない妙な汗が体中から噴き出してきた。
    怖くて振り向けずにとりあえず峠を越えようとがむしゃらにこぎ続けてた。その間にも背中から
    「も゛っむ゛む゛っ」
    と変な声が聞こえている。
    絶対変な物を背負ってしまった、どうしよう・・・と涙目になって自転車こいでたら上り坂の終わり、峠の中腹の開けた場所に出た。
    息を切らしながら足をついて崖側の方に目を向けると、小さな女の子が居た。


    457:2/3:2010/10/25(月) 15:37:39 ID:oGdPkai/0

    夕日の色でよくわからなかったけど、白っぽいシャツの上にフードつきの上着とデニムスカートを穿いたセミロングの子。大体6~7歳くらいに見えた。
    車なんて通らない田舎の山道に、しかももうすぐ日が暮れてしまう山道に女の子がいるはずがない。
    ああ・・・ひょっとしなくても幽霊か・・・って思って動けないでいると、その子は小走りで俺の足元まで来て俺をじーっと見上げた。
    10秒くらい見つめたかと思うと急に俺の太ももを埃を払うようにパンパンっと叩いた。
    「大丈夫だよ、安心して?」
    と言ってるかのようにニッコリ笑うと、崖の向こう側に走っていって消えてしまった。
    崖下に落ちた!?と思って自転車を降りて覗いてみたけど、崖下には人が落ちた形跡は無かった。やっぱり人間じゃなかったわけだ・・・
    不思議な事に、女の子に太ももを叩かれてから背中の重みも消え、妙な声も聞こえなくなった。
    結構暗くなってからやっとこさ家に帰った俺は、あの背中の妙なものと峠に居た女の子の事をばあちゃんに話した。
    ばあちゃんはその話を聞くと、何の木かわからないけど葉っぱのいっぱい付いた枝を持ってきて、俺の頭から背中、腰にかけて2~3回払った。
    一体何事かと聞くと、お前が会ったのは『やまけらし様』だ、と教えてくれた。



    458:3/3:2010/10/25(月) 15:38:27 ID:oGdPkai/0

    ばあちゃんの話によると、背中に落ちてきた物は俺を向こうの世界に引っ張ろうとしたかなり性質の悪いもので、そのままだったら確実に引っ張られてたらしい。
    そして峠の途中で会った女の子が『やまけらし様』だそうだ。
    『やまけらし様』は山の神様の子供で、全部で12人いるらしい。
    普段は人に対して特に何をするでもなく山を遊びまわってるだけなのだが、俺に憑いた物がよほど悪かったのかそれを払って捨ててくれたそうだ。
    無邪気で純粋な『やまけらし様』はきっと、とんでもない物を背負ってるお前が可哀想に見えて取ってくだすったんじゃろ・・・との事だった。
    俺はなんとか『やまけらし様』にお礼をしようとお供え物をあげる事にした。
    昔は12足の小さな草鞋を供えたらしかったので、俺も供えようとしたけど草鞋なんてどこにも売ってない・・・。
    ふと『やまけらし様』を思い出すとなかなか現代風な格好をしていたので、小児用の動きやすいスニーカーを12足供える事にした。
    とりあえず2足買って朝の登校時、あの峠の中腹の草むらに揃えて置いていた。
    帰りに無くなってるか確認したかったけど、ばあちゃんの話じゃ夕暮れの時間は良くないものがうろつくから危ないという事で、次の朝の登校時にまた同じ場所を見に行くと靴が無くなっていた。
    きっと『やまけらし様』が気に入って履いてくれたんだろうと思う。
    お小遣いの関係で1週間に2足ずつしか供えれないけど、来週には全部供えれる。
    走りやすいスニーカーを履いて山の中を遊びまわってる『やまけらし様』を想像すると自然とニヤけてしまう。
    いつかまた目の前に現れてくれないかな・・・と淡い期待を抱く俺の登校ルートは、自然と山越えになってしまった。



    469:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 01:00:00 ID:VRuAiVdZ0

    いい話だ。
    しかし靴のサイズは分かるりん?


    470:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 02:25:01 ID:U7eHO+sw0

    田舎のバスは高いよな


    471:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 11:25:30 ID:Qf/2cEpIO

    私には二歳で病死した兄がいる。
    私は兄の死後に生まれた為、兄の事は全く知らないんだが、何回か兄に会った(?)事がある。

    中学生の時、両親と折り合いが悪くて、今思うと恥ずかしいくらいにグレた。
    同じような友達や先輩とつるむようになり、女の先輩から初めて煙草を渡されて「吸ってみろ」と言われた。
    受け取って口に咥えた瞬間、先輩の形相が急に変わり、男の声で
    「何やってんだ!」
    と怒鳴られてビンタされた。
    私も唖然としたが先輩も「えっ!?私何でアンタ殴ったの今!?ごめんね!えっ!?」と混乱していた。
    結局煙草は吸ってないし、その後そういう仲間との付き合いも断った。
    高校時代に付き合ってた彼氏が寝てる時、寝言で普段の彼氏ではない声で
    「こいつは駄目だ、別れなさい」
    と言った。
    怖くなって別れた後、友達からそいつが二股かけていた事を聞かされた。

    就職してから付き合った彼氏もやはり同じように寝言で、あの声で
    「この人なら大丈夫、幸せにしてくれる」
    と言った。
    今、その人と婚約中で来年式を挙げる。

    夢に出たり姿を見る事は無いが、私にはあの声は兄だ、という確信がある。
    遺影の兄は二歳のままだが、きっといい男になって側にいてくれているんだと思う。

    472:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 11:58:32 ID:RPYBHQMl0

    >>471
    やばい、涙出てきた。
    いい話だが兄ちゃんにエチーとか見られてると思うとw

    474:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 19:31:01 ID:VGqoegRH0

    >>471いい話多いなー

    476:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/27(水) 10:03:45 ID:WozEujt00

    >>471
    自分も似たような経験があるよ。
    とある鑑定士さんに守護霊は親戚の誰か、って聞いてて
    誰なんだろ、って思ってたんさ。
    そしたら食事中に父親が、何の脈絡もなくいきなり「俺(父親の事ね)の方で
    お前のひいじいちゃんに当たる人だ」って言いだしたんだ。
    その後は何事もなかったかのように、いつもの父親に戻って。
    ひいじいちゃんが口寄せしてくれたのかな。

    502:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 11:08:07 ID:RoWgzwkY0

    >>476
    不思議・・・いーなあ自分も守護霊がどんな人か知りたいなあ。

    503:マジレス:2010/11/08(月) 13:54:34 ID:veG+vhgQ0

    >>502
    実物です。現物としてきちんとあります。

    477:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/27(水) 12:11:48 ID:brC/Do8T0

    >>471
    なんかその兄ちゃん、2歳で死んでからも成長してるっぽいな・・・
    きっと成仏してからも家族を見守り続けていたのだろう
    そのうち>471が生まれて自分は直接触れたり可愛がることができなくても
    すごーくすごーく可愛く大切に思ってたに違いない
    そして幽霊にしかできないことをして守ってくれたんだね。・゚・(ノД`)・゚・。


    473:自治スレでローカルルール他を議論中:2010/10/26(火) 14:08:00 ID:U7eHO+sw0

    同じこと考えたw


    496:本当にあった怖い名無し:2010/11/06(土) 22:55:53 ID:8ye1onHn0

    画面に映った座敷わらし



    26秒あたりにワンピースを着た女の子が。
    山けらしさまも、現代調の服を着てたっていうから
    座敷わらしも今は着物を着ていないかもね。


    498:本当にあった怖い名無し:2010/11/07(日) 02:47:15 ID:2oB9NSIJ0

    一昨日の祖父の葬式でお経を上げている最中に和尚さんの横にすっと白いシルエットが見えたんです。
    するとそれが次第に祖父の姿となりにっこりして微笑んで消えて行きました。
    そのことを和尚さんに話したところ、和尚さんにも見えていたということで
    結構こういうことがあるそうです。高知にいて最後を見とれなかった私に姿を見せてくれて本当に嬉しかったです!
    おじいちゃんありがとう。

    499:本当にあった怖い名無し:2010/11/07(日) 08:56:23 ID:JjypktgI0

    >>498さん よかったですね

    うちも、つい最近法事をしました。
    読経のとき、父が、「お父さんも聞いていこうかな」といって
    生前よく着ていたジャンバー姿で、お堂をみて回ったり、
    お堂の真ん中で胡坐かいて拝んでる姿がふと思い浮かびました。
    私は、見えなくて、頭に妄想?が浮かぶ感じなので、自分が変な妄想をしてるのかと思ってしまいました。
    家族が、「一人減ったんだなと思った」と言い出したので
    なんだか悲しくなって、何もいえませんでした。
    でも、お寺って、妄想であっても故人をしのぶ話が出来る空間なのかもしれませんね。
    いつか話してみようと思いました。
    とりとめなくてごめんなさい。

    お父さん ありがとう。
    また来てくださいね。

    506:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 18:39:52 ID:AEi55iYh0

    >>498
    もしかしたらお爺さんもそのことが心残りだったのかもしれませんね
    だから>498にだけ姿を見せてくれたのかも。・゚・(ノД`)・゚・。
    うちの母(霊感有)も祖父の新盆近くに、祖父を見たと言っていました
    あと祖父が散歩から帰ってきた夢を見たとか・・・
    お寺って本当に不思議な空間です


    500:本当にあった怖い名無し:2010/11/07(日) 15:11:09 ID:QiMwqFDIO

    パートのオバサンの部屋の子供霊の話
    職場にいたオバサンと親しくなって、よく部屋に遊びに行っていた。
    オバサンは50代独身で、一人暮らしだった。
    一人暮らしの部屋だけど、何故かいつも小さな子供たちがいるような、明るい感じのする部屋だった。
    オバサンの部屋へ行く日は何故か(子供用のお菓子や玩具を持って行こう。)と思う事がよくあった。
    そのオバサンが結婚のため、退職する事になった。
    その時初めてオバサンは再婚で、若い頃に流産を繰り返して離婚した過去がある事を知った。
    今は血の繋がらない孫の世話に忙しいらしい。
    「不思議と子育てが初めてな気がしないんだよね。子供産めたことないのに。
    毎日毎日、流れた子供に手を合わせていたから、子供とずっと一緒だった気がする。」
    オバサンには今4人の孫がいる。

    502:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 11:08:07 ID:RoWgzwkY0

    >>500
    オバサン、辛い体験にめげずに偉い人だね。

    504:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 14:24:07 ID:m8IxgorV0

    >>500
    次々に子供を失くした末に離婚…
    心が壊れるような経験をしながらも前向きに生きていたオバさん、
    とっても優しくて強い人なんだろうね。
    そんなお母さんに幸せになってほしい!って
    子供たちが縁をつないでくれたのかな。

    506:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 18:39:52 ID:AEi55iYh0

    >>500
    義理の孫うち何人かは流れた子の生まれ変わりだったりしてな
    辛いことを乗り越えて強く生きてきたから
    幸せをつかめたオバサマを見習いたいです(´;ω;`)


    501:マジレス:2010/11/08(月) 01:45:31 ID:veG+vhgQ0

    小学校5年の頃に転校して来た友達と仲良くなって中学時代も変わらず仲良しだった。
    でもね、彼が中2の昼休み中に意識を失って二度と学校には来なかった。
    原因は白血病で、よく登校中や下校中に体が疲れるっていう言葉を言っていたのを思い出した。
    ドナーからの移植むなしく3年の途中で亡くなりました。その亡くなる前日、今でもはっきり覚えているんですが
    12月9日、ひとりで塾の帰りに最寄バス亭を降りるとと「おーい、○○○!」と彼が近づいて来たんです。
    「一時退院してさぁ、これ返そうと思っておまえの家行ったら、塾に行ってて居ないじゃんか、だから持ってきた・・・」
    と言うのです。彼から受け取ったのは私が貸したゲームボーイカラー本体とカセット類でした。
    その後一緒に家まで送ろうとしましたが「今日このまま行くところがまだあるから」って歩いて行ってしまいました。
    家に帰って、そのことを話すと、彼は私の家には来ていないことが判明・・・
    そして彼の自宅へ連絡するも留守電状態・・・翌日、彼の父から昨夜遅くに亡くなったと電話が来ました。
    時刻はまさに私が彼とあった時間帯で危篤のときでした。

    502:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 11:08:07 ID:RoWgzwkY0

    >>501
    その時彼から返してもらった物は、実物なの?

    504:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 14:24:07 ID:m8IxgorV0

    >>501
    鳥肌立った…会っただけならよくある話かもしれないけど、
    物を返してくれたってすごすぎる。
    お友達、律儀な子だったんだね。


    505:本当にあった怖い名無し:2010/11/08(月) 17:18:23 ID:H9A6/emX0

    もう7年くらい前になりますが、いきつけの居酒屋がありました。
    女ですがそこには一人でも行けるくらい店主とも親しく、
    常連さん達とも仲良くさせてもらってました。
    そこで一人の常連さんが居ました。Aさんとします。
    彼はとあるお店の店長をしていて、穏やかで優しい人でした。
    私ともそこで顔見知りになり、時にはお酒を奢ってくれたり愚痴を聞いてもらったり。
    なんとなく可愛がってもらっている気はしていました。
    でも私が引っ越したためその居酒屋に行かなくなって、1年程過ぎた頃。
    懐かしくなってその居酒屋に行きました。
    駅から居酒屋まで歩いていると、人通りの中その人を見つけました。
    間違いなくその人で、声を掛けようかと思ったのですが私も連れがいたので
    そのまま通り過ぎてしまいました。
    そして居酒屋に入り、店主に「さっきAさん見たよ。今日来るかな?」
    そう聞くと、店主が暗い表情になり、Aさんは亡くなったと教えてくれました。
    だけど確かに間違いなくすれ違ったのはAさんで、私は少し混乱してしまいました。
    店主は、「あんたのこと気に入ってたから、挨拶に来たんだよ」と言ってました。
    それを聞いて泣いてしまいました。Aさんには家族もなく、頼る人もないまま亡くなったそうです。
    連れは人違いじゃないのかと言いましたが、すぐそこを通り過ぎたんです。
    今でも間違いなくその人だったと言い切れます。
    店主の言うようにきっと挨拶に来てくれたんだと、私は思っています。


    508:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 04:41:50 ID:wvcOhKCg0

    99年から07年まで住んでいた小田原の中古一戸建てで前所有者の奥様をよく目撃しました。
    はじめ全く生きた人だと思っていたのですが近所と不動産屋からの情報で判明しました。
    というのも、庭に荒れた花壇とリースがあったんですが、越してしばらくしてから庭で誰かが
    日々綺麗に手入れされ、尚且つ花まで咲いてしまったんです。深夜、カランッという感じの乾いた音がよくしていた為
    こっそりカーテン腰に庭を見てみると、中年の女性がしゃがんで何かをしていたんです。
    手に持っていたのは恐らくショベルか何かだと思うんですが傍らにビニール袋を置いてせっせと作業していました。
    夢ではなく、何度も家族皆が目撃しまして、あれが前所有者の奥様だったわけなんです。
    病気で亡くなられたそうで生前はガーデニングが趣味だったそうです。

    511:本当にあった怖い名無し:2010/11/09(火) 11:25:39 ID:01dn9lFu0

    >>508
    奥様、ガーデニングヲタすぎw
    死んでも咲かしてやるよという魂がすごい


    524:本当にあった怖い名無し:2010/11/11(木) 02:53:57 ID:t7io+nA60

    おばあちゃんが亡くなった去年、いつもやさしくって大好きなおばあちゃんが家にいないから
    泣きながらアルバムや遺品を見ていたりしてました。そのとき一階玄関が開く音がしたんです。誰も居ないのに・・・。
    いつものおばあちゃんの香水のにおいが急にしたんです。
    そっと体を包み込むような暖かい気配に恐怖と言うより優しさを感じました。
    遺影の表情がとても優しい表情に見えて安心しました。

    526:本当にあった怖い名無し:2010/11/11(木) 12:18:30 ID:YSmL0GN80

    >>524
    四十九日の間は家族の傍にいられる決まりですからね
    悲しむ孫を見かねて気配を見せたのでしょう。・゚・(ノД`)・゚・。
    自分も祖父が亡くなってしばくの間
    祖父の夢を見たり、誰もいない寝室で祖父の気配を感じたり
    耳鳴りに混じって読経が聞こえたり、ポルターガイストが起きたりと
    不思議なことが結構ありました

    527:本当にあった怖い名無し:2010/11/12(金) 00:19:28 ID:+tORSJhb0

    >>524
    本当におばあちゃんが大好きだったんですね。
    会えてよかったね。

    うちも7月にばあちゃんが亡くなったんだけど、
    家にいる気配はほとんどなかったなあ。
    もともと外出好きな人だったけど、
    この数年は弱ってしまって外に出られなかったので
    自由になったとたんあちこち飛び回ってる感じだったw


    533:本当にあった怖い名無し:2010/11/14(日) 05:35:40 ID:qWcW4IyL0

    25のとき仕事柄過労気味で睡眠時間が短時間の連続の日々や
    徹夜同然で仕事に行く毎日を送っていたある日の夜なんですが
    「もう限界、仕事辞めようかな・・・」ってベッドに横たわって独り言つぶやいたんです。
    そのまま寝てしまい深夜に名前を呼ぶ声が聞こえて目が覚めたんです。
    そうしたら、ベッド横に亡くなった父方の祖父が現れてこう言いました。
    「○○○、あと少し頑張ってきつい仕事こなしたら、必ず報われるからな。
    もうひと分張りしてみぃ。頑張れよ・・・」
    最後のほうは聞き取れなかったんですがこれが聞き取れた部分です。
    その後半年粘り強く仕事をこなした結果、部署のチーフリーダーに若年ながら抜擢され
    現在に至り、仕事も順調です。祖父がきっと見守ってくれて応援しているという心強さに何か後押しされた気がします。

    535:本当にあった怖い名無し:2010/11/15(月) 00:00:01 ID:D7cp8EhkO

    >>533
    よく頑張ったなぁ


    534:本当にあった怖い名無し:2010/11/14(日) 06:00:44 ID:3LObC/go0

    すごい、いつも見守ってくれてたんだね。
    おじいちゃんすごい。


    536:本当にあった怖い名無し:2010/11/15(月) 09:21:39 ID:Yb+PttaP0

    いい話だ。


    537:クワズイモ ◆oy/PvDVC2cA5 :2010/11/16(火) 20:32:05 ID:hRLglTf70

    この間田舎の叔父さんがお亡くなりになった。
    活動的じゃないけど畑仕事が好きな叔父さんで結構好きだったからショックだった。
    でも仕事があるんで告別式には出られないんでお通夜だけでもと思って出かけた。
    スナップ写真とメッセージで作った寄せ書き台があって、元気だった頃の叔父さんの笑顔とビール大好きだったのでビールと叔父さんの作った収穫物が置いてあった。
    枝豆が良く採れたのでビールだ!とかトマトの畑をおふくろは心配してる。とかそんなメッセージが書いてあってちょっとほろっと来た。
    その中で「今年はインカのめざめの出来がわりぃんだよな」っていう寄せ書きがあった(ジャガイモの品種です)。
    ここまで前置き。

    先月、田舎の近所で顔見知りの農家の人がダンボールいっぱいのジャガイモを送ってくれたんでどうしたんだ?って手紙で聞いた。
    3日ぐらいして返事が来たんだけどハガキに完結な文でこう書かれていた。
    「こぉちゃん(俺の呼び名)ジャガイモ好きだったから送ってやれって叔父さんが枕元で言ってたから送ります。」
    と。
    要するに亡くなった叔父さんがジャガイモのことを気にしていて尚且つ俺が好きだから送ってやれ。ってなことをその人に言ったらしい。
    インカのめざめはマジで美味しいジャガイモです。
    叔父さんありがとう。
    今度お墓参りに行く。


    538:本当にあった怖い名無し:2010/11/17(水) 02:20:17 ID:d6f6zbucO

    インカ美味しいよね。
    でも名前がクワズイモw


    539:本当にあった怖い名無し:2010/11/17(水) 15:12:34 ID:0up7HzJI0

    俺の親父はなんと言うか子供がそのまま大きくなった感じの人で、
    わがままでKYで馬鹿でマザコンというとんでもない4ステップを踏んでる人だ。
    そんな父の会社の経理を手伝っているのだが、言わずもがなストレスがひどい。
    かといってお袋に愚痴れば心配かけるし、親父は言うことなんかきいてくれないし、兄弟はいるが弟と妹なので心配かけたくないから愚痴る場所もない
    で八方塞で気分がうつ状態になりかけてたある日夢を見た。

    一般的な食堂で朝日(夕日?)のまぶしいなか、家族で食事をしてるんだが
    席に着くと親父が小学生のころになくなった父方の祖父(親父の親父)と俺が幼いころなくなった曾祖母ちゃん(親父の父方の祖母ちゃん)が目の前に座ってた
    曾祖母ちゃんは幼いころかわいがってくれた人だが、祖父ちゃんは初めて会った(写真では見たことがあったが)
    ちなみに祖父ちゃんは俺から向かって左斜め前の席に、曾祖母ちゃんは俺の真正面の席に座ってテーブルはさんで向き合ってる状態。
    俺ただただびっくりするだけ。話しかけれないでいると祖父ちゃんが何か言いかけて途中で黙った。
    俺は祖父ちゃんのほうを見たが、血はつながれど初対面、照れくさそうに顔をそらすと曾祖母ちゃんと何か話し合ってた。
    で、その様子見てたら、ふと曾祖母ちゃんが「***はがんばってるからねぇ」とひとこといってこっち見て笑ってくれた
    祖父ちゃんもこっち向いてくれた。
    ただそれだけだったんだが情けないことに思わず泣いて目が覚めた。
    それだけ自分の中でなんか切羽詰ってたんだろうな・・・

    それ夢以来親父にイライラすることも減った。

    痕から思えば祖父ちゃんが気まずそうにしてたのは初対面だったからじゃなくて
    親父のことで負い目を感じてたんだろうか・・・
    改めて考えればもっとしゃべっておけばよかったと思った


    540:本当にあった怖い名無し:2010/11/17(水) 17:51:57 ID:IxhQvDEi0

    夢の中でなくても、心の中で話しかけたら
    お祖父様にきっと届きますよ


    548:本当にあった怖い名無し:2010/11/19(金) 19:07:24 ID:G5o5O15h0

    私自身が経験したわけじゃなくて、
    私の母、及び曾祖母が体験した話なんですが・・・

    私の曾祖母は、3年前の冬に亡くなったんだけど、
    亡くなるまでの間ずっと体調を崩してて、入院してた。
    96歳という大往生だった。

    旦那さん(曾祖父)は大昔に戦争に行って亡くなってたから、
    曾祖母以外の家族は、遺影でしか曾祖父しか知らない。
    それでも曾祖母は、遺影だけしか残っていなくても、
    自分が96歳になってからでも、曾祖父の事が大好きだった。

    曾祖母は、亡くなる前にも何度か入退院を繰り返してたんだけど、
    本当に危なくなった時、峠を越えて目を覚ましたらいつも、
    「おじいさんが夢に出てきて、こっち来たらあかん言うとったわー」
    とか言ってたから、多分ひいじいちゃんの方も、
    今でもひいばあちゃんを愛してて、心配してるんだろうなぁって思ってた。

    そして、最後の入院になってしまった時の話。
    入院してまだ元気だった頃(と言っても結構夢現な感じだった)、
    「最近おじいさんが全然会いに来てくれない。夢にも出てくれない」
    と、付き添いに来てた私の母にぼやいていたらしい。
    その度に母は「まだこっちに来たらあかん言うとんのやで~」
    となぐさめてたとか。

    長くなったので分けます。

    549:本当にあった怖い名無し:2010/11/19(金) 19:15:41 ID:G5o5O15h0

    >>548の続きです
    で、そんなある日。
    母が夜遅くに自宅のリビングで雑誌を読んでたら、
    二階から誰かが降りてくる気配がして「娘かな?」と思ってたら、
    その気配がすーっと、テーブルを挟んで、母の目の前まで来た。
    母は顔を上げなかったけど、「あ、娘じゃない!」と思ったらしい。
    しかも「着物の柄がはっきり見えた」らしくて、びっくりして動けなかったとか。
    でも、幽霊だとは思ったけど、怖いとは感じなかったらしい。

    後日、知り合いに紹介された霊能者の方に、その時のことを相談したら、
    「それは、戦争で亡くなられたあなたのおじいさんですよ。
    おばあさんが入院されて、心配して会いに来ていたのに、
    おばあさんが全然気付かないから、
    あなたの所へ行って気付いてもらおうとしたんですよ」
    と言われたらしい。
    うちは家族全員霊感のある家系では決してないのに、
    寝ている時ならまだしも、起きている時に姿を見せるなんて、
    ひいじいちゃんよっぽど心配してたんだろうなぁと思うと、胸がじーんとなった。

    すいません、もうちょっと続きます。

    550:本当にあった怖い名無し:2010/11/19(金) 19:18:30 ID:G5o5O15h0

    >>549の続き。これで最後です。

    ひいばあちゃんはその後、冬の寒い日に、
    大好きだったひいじいちゃんの元へいってしまいました。
    「ひいじいちゃんが付いているんだから!」と、
    回復を信じていた私達家族は、それはもう落ち込みました。
    お葬式の時のお棺には、「あっちできれいな格好でおじいちゃんとデートしてね」と、
    孫一同からとして、きれいなピンク色のマフラーと白い手袋を入れました。

    相変わらず霊感零の私達家族ですが、
    今入院してる私の祖父(曾祖父と曾祖母の息子)が危なかった時に、
    「おじいちゃんを助けて下さい!」とお願いしていたら、
    その後見る見る回復したり・・・きっと今は二人一緒に、
    家族を見守ってくれているんだろうなぁと感じています。

    文章まとめるのが下手で申し訳ない・・・
    長くてすみません。以上です。

    551:本当にあった怖い名無し:2010/11/19(金) 20:04:39 ID:tZ+L7E+2O

    >>550
    曾祖父母さんお二人の愛が感じられますね
    読んでて暖かかった
    私も母が危なかった時にゆかりの故人に助けて下さい、とお願いしました
    今では元気いっぱいの母を見て感謝の気持ちで満たされたことを思いだしました
    曾祖母さん、きれいな装いでデートしてることでしょうね


    552:本当にあった怖い名無し:2010/11/19(金) 23:45:13 ID:XwT6XdiF0

    素敵な話だ
    故人の方含めて、ご家族皆きれいなあたたかい心の方達なんですね


    553:1/2:2010/11/21(日) 00:28:30 ID:gJutAi30O

    初めてこのスレに来ましたが、ボロ泣きしながら拝読しました。
    僭越ながら私も一つ。あんまり霊関係ありませんが。
    今朝祖母から聞いた話で晩年祖父(故人)は率先して人の嫌がる仕事をしていたそう。
    別に根っからの善人ではないし、人様からよく思われたいというタイプでもなく
    なんでまた急に?と思ったら
    「こうして少しでも善行を積んでA(私)が幸せになれたら」
    と思ってやってくれていたそうな。
    感動し、じゃあ私も善行を積まないとね、と言うと祖母に
    「じゃあ早速私を○○寺(地元の名刹・紅葉と銀杏が綺麗)に連れていきなさいよね!」
    と言われましたw
    そこでおみくじを引いたのですが、(ちなみに私中吉・祖母大吉w)
    タイムリーにも「あなたが今まで幸運だったのは神のご加護とご先祖様のお陰
    だから安心せず、これからはあなたが世のため人のために尽くしなさいよ」
    という内容。
    そう言えば自分は運が良くて何かトラブルが起きてもそんなに悪くならなかったり
    自然と解決していく事が多いです。


    556:本当にあった怖い名無し:2010/11/21(日) 03:30:43 ID:fnBTBOkG0

    母方のじいちゃんがなくなってしばらくのあいだ、弟にずっと蝶々が付きまとってた時期があった。

    一緒に市民プールに行って、遊んでいるうちに、弟が深いほうに行ってしまったんだけど、
    「あ、蝶々ぁ!わーぅ」って、それを追いかけているうちに浅いほうに戻ってきて、おぼれたりしなかった。
    お盆の時期にも、黒いアゲハチョウがよく家の庭に来る。

    うちのじーちゃんは娘3人に、初孫の私もオンナで、弟が初めてのオトコ孫だったから、
    格別にかわいかったんだと思う。髪の毛の質や面影も似ている。

    今でも弟がひどい事故とかだまされたとかツイてない酷いことになるたびに、
    いつのまにか良い方向に路線変更して、プラスになったりしている。

    じーちゃんは、オトコ孫の弟がかわいくて仕方なかったみたいだ。

    ジーちゃんが亡くなってから、それまで言葉を話すのが遅くて保健所に行った方が・・・なんていわれた弟が
    急にはきはきとしゃべりだした。

    しばらくはじーちゃんは弟と一緒に居たのかもしれない。
    当人は覚えていないらしいけど、母は「あれはおじいちゃんがあの子といつもいっしょに居たのね」って言う。

    じーちゃん、じーちゃんみたいにやさしくて立派なヒトになれるかなぁ?
    弟は、立派なヤツに育ってるよ、じーちゃん、よろこんでね、じーちゃん。


    557:本当にあった怖い名無し:2010/11/21(日) 15:13:56 ID:VG10qqJ/0

    いい話だ


    558:本当にあった怖い名無し:2010/11/21(日) 18:40:24 ID:udbtbR8e0

    問題児のくせに俺を泣かせるなよ
                by メガネ君


    580:579:2010/12/02(木) 22:19:50 ID:AHDhEaib0

    104 名前:2 投稿日:2009/09/10(木) 21:28:15 fadACYG40
    先生にYちゃんが友達であることを伝え、様子を尋ねた。
    先生はいろんな意味でちょっと考えていたが、
    「私の口から※※さんの状態を話すことは出来ないから」と
    Yちゃんに付き添っていたおばさんを呼んでくれた。
    おばさんは「Rちゃん(私)心配かけてごめんね」と言ってから
    先生をチラッと見た。
    目の前に出産を控えた私に聞かせていいものかどうかという意味だったと思う。
    先生は「何も分からないでただ不安を増幅させるよりは事情が分かる方がマシ」と
    判断したようだった。

    Yちゃんは酷い難産の途中で意識を失ったまま未だに目を覚まさない
    ということだった。
    重い妊娠中毒症だった。
    出産前検診では異常は無かったそうで、普通にお産は始まったはずだった。
    確かに元気に出かけて行ったんだもの。

    ひとつ救いだったのは、赤ちゃんはとても元気に生まれて
    新生児室のガラス越しに会うことが出来た。
    話を聞いたときは恐怖で震えたけど、赤ちゃんを見てものすごく勇気が出た。
    私も何があってもお腹の子だけは元気に産む義務があるんだと強く思った。
    それでも、私の気分は浮いたり沈んだり、家族やYちゃんのおばさんにも
    心配かけてしまった。


    581:579:2010/12/02(木) 22:20:40 ID:AHDhEaib0

    105 名前:3 投稿日:2009/09/10(木) 21:29:19 fadACYG40
    結局、Yちゃんは半月眠り続けた。
    意識が戻って1週間してようやくYちゃんと再会することが出来た。
    Yちゃんは「ビビらせてごめんね」と笑ってた。
    一方私は「ほんとだよ!バカだよ!冗談じゃないよ!」って泣いた。
    Yちゃんも泣きながら「ごめんね、ごめんね」と2人で抱き合った。
    少しだけ先輩ママとして、いろいろ教えてくれるはずだったのに
    「何の役にも立ちゃしないね」とYちゃんは泣きながら笑った。

    Yちゃんは眠ってる間、実はかなり危ない時もあり、生死の境をさまよっていた。
    何回かベッドの上の自分を病室の隅から見てたことがあったらしい。
    心配そうに見ているおばさんのことや、毎日仕事帰りに立ち寄るおじさんのこと、
    何日かに1回遠くからやってくる旦那さんのことも見ていたそうだ。
    このまま死ぬのかなあとも思ったって言ってた。
    でも、そういうとき必ずそばに亡くなったおばあちゃんが居てくれて
    「バカじゃないの!あんたが死んだらあの子はどうなるの!」と叱咤されたり
    「大丈夫だから、もうちょっとだけ待ちな。そのうち戻れるから」と
    励まされたりしたそうだ。
    Yちゃんは病室の外にはどうしても出ることが出来ず、新生児室の赤ちゃんには
    会えずに居た。
    子どもを抱かずに死ねるもんかと思ったと・・・。
    「だから全然怖くなかったんだよ」と言っていた。


    582:579:2010/12/02(木) 22:23:03 ID:AHDhEaib0

    106 名前:4 投稿日:2009/09/10(木) 21:30:12 fadACYG40
    「そうそう、Rちゃんのことも言ってたよ」
    おばあちゃん曰く・・・
    「あの子はスポーンと簡単に産んじゃうから楽チンだよ。
     ものすごい速いはずだから陣痛の間隔が縮まる前に来た方がいいよ」
    当時のお産マニュアルによれば、陣痛の間隔は確か10分ぐらいになったら
    病院に連絡→入院という流れだったと思う。

    「全部夢かもしれないけどね~」とYちゃんは笑ってたけど、
    なぜか私はおばあちゃんの言うことを信じた。
    いよいよその日が来て、20分間隔になったところで連絡無しに病院に行った。
    電話して「今何分間隔ですか?」て聞かれたら嘘言うわけにいかないし、
    20分だと言えばまだ早いって言われそうで・・・。
    先生には「ごめんなさい、慌てちゃって来てしまいました」と言い訳した。
    先生は子宮口の開き具合を診て
    「うーん、まあ帰ってもまたすぐ出てくることになるだろうし」と
    そのまま入院となった。

    結果・・・あれよあれよと言う間に陣痛が強くなり、30分ほどで長男が誕生した。
    陣痛室を飛ばして分娩室に直行、助産婦さんはついてくれてたけど、
    先生は1階から3階まで上がってくるのに間に合わないぐらい
    超スピード出産だった。
    もし10分間隔まで待っていたら・・・と思うと恐ろしい。
    タクシーの中で産まれちゃったなんていうのは「妊婦恐怖話」のひとつとして
    都市伝説でもなんでもなく有り得る話だと語られてたから。


    583:579:2010/12/02(木) 22:24:12 ID:AHDhEaib0

    107 名前:5 投稿日:2009/09/10(木) 21:31:03 fadACYG40
    出産から数日後、夜中の授乳から戻ってきたとき、
    私の病室におばあちゃんが座ってるのを見た。
    一瞬ギョッとしたけど、全然怖くなかった。
    雰囲気が何か温かい感じがして。
    「Yちゃんのおばあちゃん?」と聞いてみたら、それには答えずに
    「あんた、おっぱい苦しくないかい?飲ませたばっかりなのに
     まだ張ってるだろ?」と言った。
    確かに、最初から母乳がよく出て産まれたばかりの長男の飲む量では
    消費しきれていない感じだった。
    おばあちゃんは「明日マッサージしてもらいな。詰まって炎症起こしちゃうよ」
    とだけ言ってにっこりしながらすっといなくなった。
    翌日助産婦さんにマッサージしてもらってとても胸が楽になった。
    「マッサージしたら余計に溜まるから、遠慮しないでいつでも言ってね」と
    助産婦さんは言ってくれた。
    初めての出産だったし、胸が張るのは仕様だと思って我慢していたから
    おばあちゃんの助言はありがたかった。

    入れ違いに退院していたYちゃんにすぐ電話した。
    「ほんと助かったよ。帰ったらおばあちゃんにお参りさせて」と言うと
    「いや、うちのおばあちゃんじゃないよ。知らないおばあちゃんなんだよ」
    「!?」
    私は勝手にYちゃんのおばあちゃんなんだと思い込んでいたんだけど、
    Yちゃんも会ったことないおばあちゃんらしい。


    584:579:2010/12/02(木) 22:25:46 ID:AHDhEaib0

    108 名前:6 投稿日:2009/09/10(木) 21:31:48 fadACYG40
    看護師さんや助産婦さんに聞いてみようかとも思ったけど、
    頭おかしいんじゃないかと思われるような気もして、
    何となく聞けないまま退院の日になった。
    母が長男にいそいそとベビードレスを着せたり帰り支度をしている間、
    私は助産婦さんから検診の案内や家族計画の説明を受けて
    病室に帰りかけたとき、廊下の隅からおばあちゃんが手招きしていた。
    近寄っていくと、「あんたは次はもっと速いはずだから陣痛が来たらすぐに
    来るんだよ」と耳打ちして消えた。
    「ええ~、また嘘つかないとダメじゃん」と思わず言ったら、
    おばあちゃんはまたぱっと現れて、
    「H夫(先生の名前)もまだまだだからね」とため息をつき、
    「ばあちゃんがそう言ったからって言えばいい。かまわないからすぐ来な」
    と言ってくるっと背中を向けた・・・と思ったらまた振り返り、
    「ヤブってわけじゃないんだからね。どんないい医者にもどうにもできないことも
     ある。ただH夫もまだまだ精進しなきゃならんってことさ」と言ってまた消えた。
    今度はもう呼んでも現れなかった。

    そっか、先生のおばあちゃんだったのかと何か納得して
    帰る前に挨拶に行ったときに全部話してみた。
    すると、先生は「参ったな・・・それ、私のばあさんでもないんだよ」と
    頭をかいて笑った。
    「父の代から居るらしいけど、父も心当たりがないと言ってる」と言った。
    先生も先代の先生もおばあちゃんを直接見たことはないらしいが、
    おばあちゃんの診断は1度も間違ったことがなかった。
    近年、医学は発達し、医療設備が整い、産婦の危険が少なくなるにつれて
    おばあちゃんが出現することは減ってきた。
    先代の先生の小さな産院だった頃は頻繁に現れたそうだ。
    先生は「すごく久しぶりに聞いたよ。まだ居てくれたんだな」と
    ちょっと嬉しそうに見えた。
    次回の出産時(いつなのかも分からなかったが)も早めに来ることを約束して
    私は長男と退院した。


    586:579:2010/12/03(金) 00:02:49 ID:L8rGmB5t0

    109 名前:7 投稿日:2009/09/10(木) 21:33:39 fadACYG40
    Yちゃんが家に帰るまでの1ヶ月ほど、よくおばあちゃんの話題になった。
    私達は「座敷ばあちゃん」と呼んでいた。
    座敷わらしの居る家は栄えるというけど、H夫先生は評判が良かったし、
    小児科も一緒になってて産まれた後のケアもいいということもあって、
    個人病院にしては大きな病院で、確かにとても繁盛していた。
    昨今の小児科の赤字問題、小児科医不足から、その病院も小児科は
    無くなるかも・・・という噂を聞いた。
    そうなると、おばあちゃんの出番もまた増えるのかなあとふと思う。

    余談だけど、長男出産から2年後、次男が産まれた。
    先に破水して入院してたから、陣痛が始まったときはもう病室に居た。
    いきなり強烈な痛みからスタート、またもや陣痛室はスルーで10分で産まれた。
    陣痛と陣痛の合間のわずかなインターバル、分娩室の隅っこで
    にんまりしているおばあちゃんがチラッと見えた。
    「な?言った通りだろ?」というドヤ顔。
    けど、こちらは正に正念場、考える余裕もなく次男がとり上げられたときには
    もうおばあちゃんは居なくなっていた。
    それから2度とおばあちゃんに会うことはなかった。

    以上です。
    すごい長くなってしまってごめんなさい。
    文章力無いみたい( ;∀;)


    589:本当にあった怖い名無し:2010/12/03(金) 15:16:57 ID:3h3HP+hn0

    良い話だ

    出産関連はやはり親になると色々と来るものがあるよ(涙


    592:本当にあった怖い名無し:2010/12/04(土) 23:09:36 ID:zegVJ1vT0

    昨年10月に、おっちゃんの霊に助けてもらった話を書き込んだ者です。
    (1年以上経ってるから覚えてない人の方が多いと思うんで、>>1のまとめサイトのPart15にある
    「剥がれるポスター」を読んでくれ。)

    今住んでいる地域は月に一度有志による清掃ボランティアがあり、私も仕事が忙しい時以外はほぼ毎月参加している。
    今年の5月はあるお寺の草取りと掃除をしたんくだが、境内の一角にとても小さな(30センチくらい)お地蔵様が
    置かれているのにこのとき初めて気付いた。
    その周囲を近所のばあちゃん達が草取りしてたんで、手伝いながら「こんなとこにお地蔵様いらっしゃったんですね、
    全然気付かなかったっすよ」といったら、「ああこれはねぇ…」とこんな話をしてくれた。


    終戦後から数年間、今住んでいるアパートの場所には日雇い労働者の宿舎があった。
    労働者の多くは戦争で家族を亡くしたり離散して天涯孤独になり帰る場所のない人達だった。
    亡くなっても引き取ってくれる身内もなく、大勢のそんな労働者がこのお寺に無縁仏として葬られた。
    時代の流れで労働者の宿舎も取り潰されることになった時、有志がお金を出し合って、このお寺に慰霊の為に
    寄進したのがこのお地蔵様だという。


    もしかしたら部屋にいたおっちゃんも、そんな風に孤独の中で亡くなった労働者の一人だったのかも知れない…と
    思ったら泣けて泣けて仕方なかった。昨年の話をばあちゃん達に話したら、一緒に泣いてくれた。
    作業を終えた後、近くのスーパーで花とお酒(カップではなく一升瓶)を買ってきて供え、気持ち程度だったがご寄進して
    住職さんにお経を頼んだ。
    自分ちのお墓にだってこんなに熱心に手を合わせたことはなかったけど、でもどうしても孤独な労働者の皆さんに
    手を合わせたかったんだ。

    そしたら今年の夏、宝くじで高額当選しました。
    もしかしたら、おっちゃん達が当ててくれたのかな…と、お寺にちょっと纏まった額をご寄進してきた。
    そしたら境内の寄進者の掲示板?に名前書かれて、近所のおばちゃん達から「あんた若いのに偉いわねぇ」とか
    言われちゃってちょっと恥ずかしいw
    今もたまにおっちゃんを思い出して、カップ酒2つ用意して飲んでます。

    594:本当にあった怖い名無し:2010/12/05(日) 00:03:41 ID:d2XZpxmd0

    >>592
    GJでした。お祭の時の提灯に名前書かれたりするかもねw

    595:本当にあった怖い名無し:2010/12/05(日) 22:31:15 ID:RPy3eqX50

    >>592
    前の話の時から思ってたが、あんた優しいなあ…
    そういう状況で祈ってもらえたらそりゃあ嬉しいだろう。
    俺も遠くながら手を合わせるよ。


    608:本当にあった怖い名無し:2010/12/07(火) 16:31:08 ID:+w83D9eo0

    いい話の流れだな
    生活板に行くと心が荒んでくる
    なんでオカルトで癒されなきゃならんのだ

    611:本当にあった怖い名無し:2010/12/08(水) 01:33:50 ID:TnwKOJYU0

    >>608
    オカルトなんてある種ファンタジーみたいなものだしな
    コメントの投稿






     ※コメント投稿時の確認画面を無くし即時反映されるように設定しました。

     ※皆様のおかげでコメント数も1万コメントを超え本当にありがとうございます。
    コメント欄の数字をコメントNoからコメント順に設定しました。
    また、以前のアンカーが分かるように投稿時間の横に今までのコメントNoを記載してあります。



    by mitti0